- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065279502
作品紹介・あらすじ
「恋のライバルは、白鳥だった!?」ある夫婦とコハクチョウの三〇年以上にわたる不思議な生活を描く「ガリップ」、斜向かいに越してきた老人の壮絶な愛の遍歴を綴った「オリーブ」など、結婚をめぐる不思議でちょっぴり幻想的な六つの短編集。吉川英治文学賞 受賞後第一作。
感想・レビュー・書評
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面白かった
短編じゃなくてもいいのに
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この著者の短編は初めて読んだが、短編もいい感じで中島ワールドだった。
なんとも言えない味わい深い物語たち。 -
素敵な表紙に惹かれて。
初めましての作家さん。なんとも風変わりな短編集でした。
長編ものも読んでみたいかも。 -
ありそうでなさそうな、今いる自分の日常から少し離れたところにある、結婚にまつわる物語6編。ちょっとクセになる。コハクチョウの話は、ちょっとシュールだが、個人的には一番気に入ったかな。
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どのお話もちょっぴり不思議な話だけどどれも面白い◎
ゾワッとしたり、ほっこりしたり、切なくなったり…結婚にまつわる短編集でいろんな感情を味わえる! -
★3.5
するりと読める、日常でいて非日常。いい意味でずれた感じの登場人物達が憎めずゆるくて良い。ローゼンベルクは好ましいが、妻のつもりの白鳥の話はややイライラ。 -
中島京子さんの作品は初読みだと思う。装丁がかわいくて手に取ってみたのだけど、なんとも不思議な読み心地。色々な家族の形だったり、家族の秘密がテーマになっている短編集でした。「家猫」はとにかく息子と母の価値観が気持ち悪くて読んでいて胸糞悪くなる。かと思えば白鳥と男女、2人と1羽の三角関係のお話があったり、収録されている6篇それぞれ異なる雰囲気の物語で面白く読めました。