謀聖 尼子経久伝 風雲の章 (講談社文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065280102

作品紹介・あらすじ

月山富田城を奪取した経久は、いよいよ出雲統一の戦いに乗り出した。そこで繰り広げられたのは戦史に残る激闘の数々。こうして、類まれなる計略家・尼子経久の名は、山陰のみならず日本中に響き渡ることとなった!

戦国初期に活躍した山陰の雄、尼子経久。「謀聖」と言われるほど計略に優れた人物でありながら、「天性無欲正直の人」と評された得体のしれない個性。そして、東の北条早雲とともに、下剋上大名の代名詞的存在である経久が、旧秩序の破壊を志した本当の狙いとは?

「妖草師」シリーズの武内涼が描く、大河歴史小説シリーズ、躍動の第二巻!

感想・レビュー・書評

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  • どんどん成り上がっていくのが面白い。

  • 尼子経久伝第二巻風雲の章。牢人の身から月山富田城を奪還した尼子経久は、出雲統一に向けて、動き出す。
    室町時代には、名乗り合い、正々堂々と闘う事が武士だと認識されていたが、ここ戦国時代となり、なりふり構わず、闘う方向へ変革していくようだ。
    尼子経久も、正月に攻めていったり、山中勘兵衛の出奔、敵方の三沢への仕官を仕掛けるなど、謀略の限りを尽くし、ついに出雲を統一する。
    しかし、こういう時代であるだけに、民を想い、敵をも味方にしてしまう傑物が登場するのであろう。

  • 大望の前に立ち塞がる出雲最大の領主・三沢一門。経久の謀略が冴える歴史巨編第二弾!

  • 経久の人徳が伺える。傑物。歴史小説だが、物語調のため読みやすい。

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著者プロフィール

1978年群馬県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。映画、テレビ番組の制作に携わった後、第十七回日本ホラー小説大賞の最終候補作となった原稿を改稿した『忍びの森』でデビュー。2015年『妖草師』シリーズが徳間文庫大賞を受賞。さらに同シリーズで「この時代小説がすごい2016」“文庫書き下ろし部門”第一位に。2022年『阿修羅草紙』で第24回大藪春彦賞を受賞。『吉野太平記』『忍びの森』「源平妖乱」シリーズなど、著書多数。

「2023年 『謀聖 尼子経久伝 雷雲の章』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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