うそつき王国とジェルソミーノ (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065283059

作品紹介・あらすじ

イタリア童話文学の巨匠ジャンニ・ロダーリからの今年の贈り物は、本当のことを言えなくなった国で起きる出来事を描いた長編小説!(仮)

感想・レビュー・書評

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  • ガラスを割るほどの声の持ち主、ジェルソミーノのちょっとした冒険。パンをパンと言ってはいけない、ネコはミャーではなくワンと鳴かなければならない妙な国で、ジェルソミーノはラクガキをふるわせてネコを生み、"本物"を描く画家バナニートと出会う。
    なりゆき任せでドタバタ話が転がり進んで面白い。
    バナニートが、自分の描いたウソだらけの動物たちを本物にしていくところが好き。馬の脚を13本から4本にし、ラクダのしっぽを3本から1本にし・・・
    「絵を飾りたてていたすべてのうそを取りのぞくと、絵は美しくなります。美しくなると、それは本物になります。」

  • ジェルソミーノが全てをぶち壊す最後はすっきりします。そして逃げだす王様がなんとも滑稽です。あとはジェルソミーノが本気で歌っても壊れない場所を作ってほしいですが、難しいですね。

  • 凄い声の持ち主ジェルソミーノが嘘つきの王国で絵から生まれたゾッピーノと出会いいろんな冒険をする。何でも本当になる画家バナニートや私のお気に入りの立ちっぱなしのベンヴェヌートなどユニークな人がいっぱい。風刺に富んで面白い。

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著者プロフィール

1920年生まれ、1980年没。イタリアの作家、詩人、教育者。1970年、国際アンデルセン賞を受賞。20世紀イタリアで最も重要な児童文学者、国民的作家とされている。『チポリーノの冒険』『青(あお)矢号(やごう) おもちゃの夜行列車』『空にうかんだ大きなケーキ』『羊飼いの指輪 ファンタジーの練習帳』『猫とともに去りぬ』『ランベルト男爵は二度生きる サン・ジュリオ島の奇想天外な物語』『パパの電話を待ちながら』『緑の髪のパオリーノ』『クジオのさかな会計士』などがある。

「2022年 『うそつき王国とジェルソミーノ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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