逆資本論 (星海社COMICS)

著者 : 井上純一

• 星海社 (2023年4月26日発売)

作品紹介・あらすじ

『中国嫁日記』の井上家と一緒に学ぶ、マルクスの『資本論』で世界を救う道！

気候変動により、私たちの世界は崩壊の危機にあります。
その原因は、人々が欲望のままに経済成長へと走る資本主義。
そこで叫ばれるキーワードが「脱成長」です。

しかし「脱成長」という理念に基づく、
資本主義からの脱却は本当に世界を救う道たりえるのでしょうか？
本書では「脱成長共産主義（コミュニズム）」を批判的に検討し、しかしその思想の中核にある『資本論』を「逆」に読み解くことで、資本主義のなかで世界を救う道を探ります！

次に世界を変える者は、絶対にこの本を読んでいる！

感想・レビュー・書評

[別府さんの感想 · 2023年4月28日]

【感想】
　金融緩和論者による気候変動解説本。
　内容PR文章の中の「……マルクスの『資本論』で世界を救う……」云々は人文向け惹句に過ぎず、この本は実際のところ主流派経済学に依拠している。
　

【書誌】
星海社COMICS
著者：井上純一
定価：1100円（税別）
ISBN：978-4-06-529101-6
Cコード：C0979
発売日：2023年4月26日
サイズ：A5判
ページ数：320
NDC分類：331.6　
https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000369063
https://www.seikaisha.co.jp/information/2023/04/16-post-gyakusi.html
https://gyaku-shihonron.fanbox.cc/

[miamiachuさんの感想 · 2024年3月9日]

自然エネルギーをもっと勉強するよ。

[ジェシーさんの感想 · 2023年8月24日]

人新生の資本論に対するカウンターパートの作品。

市民運動が重要

[たんぐんさんの感想 · 2023年6月12日]

日本人、受け身じゃなくて能動的に。
隣国を見習おう。

[山華さんの感想 · 2023年6月9日]

ちょっと長かったけれど、活字の経済書を読むよりはマシ。
経済や環境問題は、沢山の人の意見や主張があって、何が誰が正しいのかわからない。
けど、数字やグラフ、そして過去の結果からの正論を使うと、説得力はある。

著者プロフィール

漫画家、TRPGデザイナー。玩具会社「銀十字社」代表取締役。1970年、宮崎県生まれ。1990年代からTRPG制作を開始。また2010年からブログにて連載した20代中国嫁と40代オタ夫である自身の日常を描いたエッセイ漫画『中国嫁日記』が、KADOKAWAより書籍化されベストセラーとなる。他の著書に、中国嫁・月サンが通う日本語学校の日常を描く『月とにほんご 中国嫁日本語学校日記』、月サンの「お金に関する素朴な疑問」に答える経済マンガ『キミのお金はどこに消えるのか』（ともにKADOKAWA）などがある。

「2023年 『逆資本論』 で使われていた紹介文から引用しています。」