謀聖 尼子経久伝 瑞雲の章 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (656ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065293201

作品紹介・あらすじ

戦国初期に活躍した山陰の雄、尼子経久。「謀聖」と言われるほど計略に優れた人物でありながら、「天性無欲正直の人」と評された得体のしれない個性。そして、東の北条早雲とともに、下剋上大名の代名詞的存在である経久が、旧秩序の破壊を志した本当の狙いとは?

出雲の領主たちを従えた経久は、中国地方の覇者を目指し、そこに待ち受ける宿敵との激闘を開始した。「妖草師」シリーズの武内涼が描く、大河歴史小説シリーズ、進撃の第三巻!

感想・レビュー・書評

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  • 最高!

  • Amazon経久伝、第三巻瑞雲の章。
    出雲を収めた尼子経久は、大大名の大内義興を意識しつつ、謀略を尽くし、山陰に勢力を拡大していく。
    仁政を施し、英雄というべき尼子経久も、その子供達についてとなると、ほころびが見え始めてくる。

  • 山陰に覇を唱えんとする経久に、終生の敵が立ちはだかる。「国盗り」歴史巨編第三弾!

  • 分厚いので時間がかかってしまった…。しかし読み応えはあり。ぎっしりと熱い想いなど詰まっていると感じた。立場が大きくなっていき、若い頃と比べできることが増えつつも、一生でどこまでできるかという経久の焦り。政久の今後も気になる。

  • 出雲を手中に納めた経久は隠岐を手に入れる。勢力の拡大を目指し伯耆に狙いを定める。流れて公方足利義材との出会い、嫡男政久の嫁取り、塩治家を手に入れる為の三男彦四郎の養子政策など経久の謀略が進む。山中官兵衛、忍び香阿弥の死と陶興房との因縁など内容が詰まった作品。今回も読み応えがあり面白い。

  • 戦の無い世の中にするためには、力で切り従えならないと言う思想は、秦の始皇帝と同じだと思う。でも、いつの時代にも上には上がいるものだし、力は、いつか衰える。尼子のその後がわかっているので、この後物語がどう進んで行くのか興味がある。

  • 今回も面白い。
    描き下ろしなので一気読みできないもどかしさ。
    自作の頃には忘れてることもチラホラ笑

    ときが経ち一気読みできた人がいたらうらやましい。

    ※評価はすべて3にしています

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著者プロフィール

1978年群馬県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。映画、テレビ番組の制作に携わった後、第十七回日本ホラー小説大賞の最終候補作となった原稿を改稿した『忍びの森』でデビュー。2015年『妖草師』シリーズが徳間文庫大賞を受賞。さらに同シリーズで「この時代小説がすごい2016」“文庫書き下ろし部門”第一位に。2022年『阿修羅草紙』で第24回大藪春彦賞を受賞。『吉野太平記』『忍びの森』「源平妖乱」シリーズなど、著書多数。

「2023年 『謀聖 尼子経久伝 雷雲の章』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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