ゲームの歴史 2

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065297025

作品紹介・あらすじ

本書は「ゲームの歴史」について書いた本です。ここでのゲームとは、いわゆるコンピューターゲームのこと。コンピューターを使って電子的な処理をおこない画面にグラフィックを表示させて、それをコントローラで操作して遊ぶもののことです。ゲームはいまや一大エンタテインメント産業となりましたが、その成り立ちを順を追って網羅的に書いたものが本書です。本書の内容は以下になります。

第9章  ゲームボーイと『ポケモン』の伝説
第10章  セガの失敗と『テトリス』の快感
第11章  プレイステーションの誕生
第12章 『FF7』の衝撃と功罪
第13章  3Dをめぐる攻防
第14章  プレイステーション2の罪と罰
第15章  ハード戦争の終結
第16章  オンラインゲームという新世界

一大エンタテインメント産業になったコンピューターゲームの歴史をわかりやすく、文化的背景なども含めて網羅的に徹底解説します。

感想・レビュー・書評

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  • 全3巻の2巻は1990年代のPSやGBに関するゲーム論を展開します。様々なハードを「失敗」と言い切るのは簡単ですがその後のゲームに与えた重要な側面をもっとフォーカスしても良いのでは?と疑問に思う点もありました。ただし一貫した主張で論を進めているので分かりやすさはあると思います。ゲーム雑誌への言及はファミ通のみなので他のゲーム雑誌への言及も欲しいなと感じました。

  • 第2巻では、初代ゲームボーイと『ポケットモンスター』、任天堂、セガ、ソニーというハードメーカーの力関係、プレイステーション2の功罪、XBOXの登場によるハード戦争の終結などが語られる。
    ぼくは『FINAL FANTASY VII』やりたさに初代プレステを購入し、その後プレステ2に移行したが途中リタイヤした。岩崎さんもPS2でやめたというから面白い。
    残念ながら触れられなかったハードも多く、PCエンジンユーザーであったぼくとしては悲しかった。歴史を名乗るからには、その他のハードとして一言あってもいいのではないかと思う。

    NetGalleyにて読了。

  • たしかにこの時期ぐらいにゲームから足を洗った感がある

  • ゲームの歴史を著者の史観でまとめた三部作の第2巻。ポケモンからプレステ2、そして任天堂の苦戦とセガのハード撤退。技術の進化と文化的な面白さが必ずしも比例しないというのはゲームでも映画でも共通なのかな。全体的にプレステに厳しく任天堂に肩入れしすぎでは?という気はする。単に事実を羅列した年表ではなく著者の史観を交えた本にするという趣旨とのことなので「これが唯一無二の史実なんだ」と真に受けすぎないのが大切か。

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著者プロフィール

1968年、東京都生まれ。1991年、東京芸術大学建築科卒業後、作詞家の秋元康氏に師事。 放送作家として『とんねるずのみなさんのおかげです』『ダウンタウンのごっつええ感じ』等、テレビ番組の制作に参加。 その後、アイドルグループAKB48のプロデュースにも携わる。 2009年、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』を著す。他に『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「イノベーションと企業家精神」を読んだら』 などの著作や、絵本の編集、メールマガジン『ハックルベリーに会いに行く』、YouTube『よいこチャンネル』の配信などに携わる。

「2022年 『ゲームの歴史 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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