カラー図解 脳の教科書 はじめての「脳科学」入門 (ブルーバックス)
- 講談社 (2022年10月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065297247
作品紹介・あらすじ
脳の複雑で不思議なしくみを、豊富なカラー図版と共に、わかりやすく徹底的に解説しました。脳の進化や構造、1000億個を超えるといわれる神経細胞の不思議、神経細胞以外にも重要な働きをするグリア細胞、脳はどのように世界を見て、聞いて、認識しているのか? 記憶はどのようにつくられ、どこに蓄えられているのか? など、「脳」の謎や不思議をあますところなく、丁寧に解説しています。
主な内容
第1章 脳の全体像
第2章 脳の細胞
第3章 外の世界を知る
第4章 体の中の世界、体の外の世界にはたらきかける
第5章 記憶・思考・言語など 脳の高次の機能
第6章 脳の発達
第7章 脳の病気
医学生やコメディカル関係者はもちろん、「脳」に興味があるすべての人必読の一冊です。
感想・レビュー・書評
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脳神経科学や意識関連の一般向け書籍をよく読むのだが、当然ながらそこでは脳の組織や機能についても言及される。正確なところがわかっていなくても読めるようにはなっているのだが、どこか気後れを感じながら読み進めることになる。
本書はその脳神経系に関する知識をカラー図解をしながら過不足なくまとめてもらっている。最近読んだ本に出てきた大脳皮質の六層コラム構造の話もしっかりと出てきている。これが新書で読めるのだから、日本の宝ブルーバックスというところ。読んだそばから忘れてしまいそうだが、ここにくれば思い出せるという感じの本。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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ブクログの献本企画でいただいたので早速読んでみた。
この分野は素人だけど、本当この本は、最新の脳科学について一冊にまとまっているのだろうなということを感じ取れた。
フルカラーで336ページ。1980円と値段は新書にしては高くないかと思ったけど、十分その価値はあるんじゃないかと思った。
素人すぎて、よく理解できなかった部分も多いけど、教科書と書いてあるだけあって、脳科学を学びたい人にはいいのだろうなと思った。
ただ、もうちょっとルビを振ってほしかったなと思った。分からない漢字が多かった…(漢字は苦手…)。
サリンやボツリヌス菌といった、毒物がなぜ毒になるのかという話が面白かった。シナプスという神経細胞の接続部分に作用するかららしい。ある意味、ウイルスで病気になる仕組みと同じような感じにも思うのだけど、こういうのも抗体ができたりするのだろうか。
後は、逆転メガネについての話も面白かった。世界が上下や左右に逆転するような眼鏡をかけて生活した場合、最初こそ船酔いのような状態になるけど、10日もすると慣れてむしろそれが普通に思えるらしい。そもそも、見えているものが上下・左右逆さまになっていないこと自体がおかしいのか。目の錯覚といい、うまいことおぎなってくれてるんだろうな。
それと、夏目漱石など、明治以降の著名人の脳は保管されているということを初めて知った。そのうち研究がすすむとロボットに移植、なんてSFな世界を想像してしまう。
後、日本航空123便墜落事故で著名な脳科学者が亡くなったということを初めて知った。この事件、死亡者数は520人だけど、結構な数の著名人が亡くなってる印象。調べてみると、Wikipediaに亡くなった著名人についてまとめられてた<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%88%AA%E7%A9%BA123%E4%BE%BF%E5%A2%9C%E8%90%BD%E4%BA%8B%E6%95%85#.E6.AD.BB.E4.BA.A1.E3.81.97.E3.81.9F.E8.91.97.E5.90.8D.E4.BA.BA> -
請求記号 491.371/Mi 21/2216