- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065304075
作品紹介・あらすじ
メフィスト賞作家がしかける感動の人間賛歌!
孤独で、後悔ばかりで、将来が見えない。周りが皆敵に見えてしまい、誰も信用できない。自助が声高に叫ばれ、助けを求めることができない。
ーーでもきっと、あなたを見つけてくれる人がいる。
1.経験者採用面接での不合格者が自殺をしてしまった人事課長。
2.デビューしたものの2作目が出ずブラック企業で働く小説家。
3.SNSで「死にたい」と呟き続けるコンビニ店員。
4.取り立て先の子どもに好かれてしまったヤクザ者。
行き詰まり、立ち止まる主人公たちが選ぶ未来はどこへ繋がるかーー。
感想・レビュー・書評
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4つのストーリーが同時展開していくんだけど、所謂スモールワールド。
こういうナラティブ同士がスッと他人に入り込んでくる瞬間のストンって感じが良かった。読みながら「あああああああなるほどなあああああああああ」とかになる瞬間の気持ちよさ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
死にたいで検索したら出て来たので手に取ってみたのだが…
最初の話で登場人物が性風俗店に行ったという文が出て来てなんかやだなあと思ったので読むのやめた。風俗が普通のことのように話されるのがなんだか理解しがたい私が潔癖なだけかもしれないけど一気に読む気が失せた。ので星ゼロで。 -
家族愛、父の愛、母の愛
複数の主人公が各章に登場。半ばからそれがつながってきて、大きな愛の物語になるという筋書きかな。最後に殺すなよと思うけれど、それが現実かなぁ。
登場人物たちの数奇な人生が凝縮された物語は圧巻だ。ただ、私には他人事感が先行して、イマイチ感情移入できないまま終わってしまった。私がドライに過ぎるからだろうな。
「音楽的無気力」という言葉が出てきた。新しい音楽を聴かなくなるってことらしい。確かに、「〇〇的無気力」は現実に存在する気がする。そうならないように、常に好奇心を持って人生を過ごしたいな。 -
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いつの間にか、登場人物がみんな繋がっていった
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2023.3.18読了。
初期の作風と大きく変わった印象です。