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- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065304082
作品紹介・あらすじ
誰かの名前を口にするとその人が呪われてしまうと噂の「無名のトンネル」を冷やかしに来た館平奈々羽。猫のように光る目を持つ男に、手書きで「悪夢の相談承ります」と添えられた名刺をもらった。
ある悩みを持って、名刺の会社を訪れた奈々羽が出会ったのは、トンネルで出会った男、悪夢を食べることができる能力を持った黒澤彩人だったーー
感想・レビュー・書評
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悪夢は苦しい。逃れられないから。
希望が絶望に変わるぎりぎりを彷徨うところに生まれてくるから、手放すことさえ出来ない。苦しんでいることで自分を赦そうとしているのかもしれないとさえ、思う。
悪夢の恐怖の根源は、自分の限界に直面せざるを得ないところにあるのだろうと思う。
全部認めて、洗い流してしまえばいいのかもしれないな、そう思わせてくれる物語だった。救いがある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2023/02/08読了
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