- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065310267
作品紹介・あらすじ
半分ヒトで半分チンパンジーの「ヒューマンジー」チャーリーは10年間の隔離生活を経て、高校に入学する。
チャーリーを育てたヒトの両親は平和な学園生活を願っていたが、「動物開放」を掲げるテロ集団・ALAに目を付けられてしまう。
チャーリーと仲良くなった同級生のルーシーは、チャーリーを学園生活になじませようと奮闘する。
しかし、ALAはチャーリーを仲間に引き入れようと画策し、周囲の人間からチャーリーを孤立させるため、学園を揺るがす「最凶の事件」を起こす。FBIや周辺住民などから一層注目を集めてしまうチャーリー。
そして、「最悪の事態」が起きてしまう。
四面楚歌のチャーリーだったが、救いの手が差し伸べられ、ようやく平穏な生活に戻れる――と思っていた最中、チャーリーの生みの親であるメスのチンパンジー・エヴァが危篤に。エヴァは、最後の力を振り絞りメッセージを遺す。
その言葉が、世界を一変させる。
「マンガ大賞2022」大賞、「このマンガがすごい!」2022(宝島社)オトコ編第10位、第25回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞など、数々の評価を得た話題作!
作品集『パンティストッキングのような空の下』でも「このマンガがすごい!」2017オトコ編第4位にランクインし、話題になった漫画家・うめざわしゅんによる連載作品第5巻!
感想・レビュー・書評
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巻が進むごとに複雑で、解決し難い展開になってくる。早くハッピーエンドにしてあげてと思ってしまうけど、それじゃ物語として面白くないんだろうな。
読者(自分)が容易に想像できない物語はやっぱり面白いということなのだろう。
それにしてもルーシーは何故にあんなにもチャーリーに固執するのか。自身が体外受精児だからというのもあるだろうけど、危険を省みずそこまで味方するのはいささか疑問が残る。自分が古い考え方の人間だから理解しづらいだけかな。 -
1巻から5巻まで一気に読んだ。
有り得る設定だなと思ったけど、チャーリーのフラットな考え方やハッとするセリフに、気がつくとグイグイと引き込まれた。
続きが楽しみ。 -
初版 帯
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感情の輪郭を浮き彫りにする他者という鏡。
『男はみな理解不能』には笑えた。 -
もし、実写するならばアバター並みにお金かけて欲しい。アバター以上に名作になると思う。
孤独を知るには、愛を知る必要があることを学んだ巻でした。 -
人間とチンパンジーのハイブリッドであるチャーリーに兄弟が居ることが判明。物語的にはそろそろ佳境だろうか。ただあまり先鋭的なキャラが出てくると、物語が単純な勧善懲悪に回収されてしまいそうでちょっと不安かも。