齟齬の誘惑 (講談社学術文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065312902

作品紹介・あらすじ

「社会とは、いくつもの齟齬感や、違和感や、隔たりの意識が複雑に交錯しあう苛酷な空間にほかなりません」――。
伝説の東京大学総長講演のほか、大学は知と人が行き交い別れる「寄港地」たれと説く「第三世代の大学」論、運動論、映画論など、仏文学・映画評論の大家が学問と教育に関わるすべての人に真摯に呼びかける、知の革新のための書!

[目次]
いま、この書物の読者となろうとしているあなたに
1 齟齬の誘惑
2 真実の位置
3 第三世代の大学
4 東京大学をめざす若い男女に
5 視線の論理・視線の倫理
総長日誌
学術文庫版へのあとがき

感想・レビュー・書評

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  • 2024年4月2日
    東大総長のお言葉記事に紹介
    https://gendai.media/articles/-/126856?media=gt&s=09

  • 難しくてとばしたところもあり。

    最後の文庫本にあたってで、大学やイベントの挨拶で、あえて普通の型にはまったことを言わないようにしてたということで納得。

    知識と経験から、こうも物事を違うこと角度捉え方、表現ができるのかとため息がでる...

    塔から寄港地へ。

  • https://calil.jp/book/413003314X
    1999 東大出版会の文庫化

  • B1/1/2762/K:東2法経図・6F開架

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著者プロフィール

蓮實重彦(はすみ・しげひこ):1936年東京生まれ。60年東京大学文学部仏文学科卒業。同大学大学院人文研究科仏文学専攻修了。65年パリ大学大学院より博士号取得。東京大学教養学部教授(表象文化論)、東京大学総長を歴任。東京大学名誉教授。仏文学にとどまらず、映画、現代思想、日本文学など多方面で精力的な評論活動を展開し続けている。著書に『表層批評宣言』『凡庸な芸術家の肖像』『映画の神話学』『シネマの記憶装置』『映画はいかにして死ぬか』『映画 誘惑のエクリチュール』『ハリウッド映画史講義』『齟齬の誘惑』『映像の詩学』『『ボヴァリー夫人』論』『伯爵夫人』『ジョン・フォード論』ほか多数。

「2023年 『ゴダール革命〔増補決定版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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