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- / ISBN・EAN: 9784069348754
感想・レビュー・書評
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大化の改新(中大兄皇子=天智天皇)→壬申の乱(大海人皇子=天武天皇)→持統天皇が即位するまでの話。
7世紀後半(645年~690年くらい)だから、このあいだ読んだ『日出処の天子』(聖徳太子)の時代からは、約100年後くらいあとの話。
皇位をめぐる天智と天武の血を分けた兄弟の争いや、実姉の息子・大津皇子と実子・草壁皇子の争い、後宮をめぐる女の争い…。もうドロドロです。
結構、歴史の授業でならったことが信じられないようなエピソードがいっぱいで楽しかった。
・天智天皇は、ワンマンキングで実は暴君だった
・天智と天武は仲が悪かった
・天智は最後は胃癌で死んだらしい
・天武と鸕野讃良皇女(持統天皇)は、共同統治をおこなっていた
・鸕野讃良皇女は強引に自分の息子(草壁)を皇太子に立位させたが、本当は草壁は能力がなかった
・草壁皇子は大津皇子の謀反があってから気が狂った
・草壁は病死となっているが、おそらく自殺(+阿閇皇女の幇助)
・持統のあと、草壁の息子:軽皇子(文武天皇)が即位し、そのあとには、持統にあこがれていた阿閇皇女(元明天皇)が即位した
・持統天皇の治世として有名なのは、飛鳥浄御原令の制定と藤原京の造営。
・よく吉野行幸をおこない、天武の威光にあやかろうとした詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
高校生の時、先生に借りて読み始めた作品。
完結まで見届けたい作品No.1
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