さよなら、マフィンさん

著者 : ウルフ・ニルソン 水野綾子

• 主婦の友インフォス (2004年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[castagnaさんの感想 · 2021年6月13日]

原題　Adjo herr Muffin
by Ulf Nilsson Anna-Clara Tidholm

モルモットのマフィンさんは7さい
もうじき、最期のときを迎える
妻のヴィクトリアはずいぶん前にハチにさされて死んだ
6ぴきのこどもたちは独立している

時折くる飼い主の女の子からの手紙
そこに書かれているのは死について

1通目
モルモットは歳をとるととつぜん死ぬことがある
悲しい

2通目
死ぬことはあぶないことではない
いたくなくなり、休める
みんないつかは死ぬ
そして会える
天国があるかはわからない

3通目
こわがる必要はない
天国に行かれて、なにもかもうまくいく
学校から帰ることにはもう死んでしまっているかもと

最後の手紙
もうこわがらなくてもいいのよね

アウグスト賞

[unknownさんの感想 · 2016年4月28日]

ペットの死は重要なニュース報道並み。

[無常さんの感想 · 2013年12月18日]

老いたモルモットの死について淡々と描写していく｡
あまり感情的にならずに描いているが､それが故に冷静に死について考えさせてくれる。
子供が｢死｣について考えるにはいい絵本だと思います｡

[kobaさんの感想 · 2010年12月5日]

涙があふれてあふれて止まらなかった。子供の頃に出会っていたかった一冊です。