サルになれなかった僕たち―なぜ外資系金融機関は高給取りなのか

  • 主婦の友社
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  • Amazon.co.jp ・本 (399ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784072563502

作品紹介・あらすじ

米国大手投資銀行の内情を暴いた話題の金融ノンフィクション、待望の文庫化。トップ・ビジネススクールでMBAを取得した二人の若者を待ち受けていたのは、高給を保障する代わりにサルにならなければ出来ない仕事の数々だった。

感想・レビュー・書評

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  • アンチ外銀ワークバランス

  • 外銀の仕事内容がよくわかった。

  • IBDで3年働いたら、また読もう。

  • 久々に読み進めるのが辛い本でした。
    「なぜ外資系金融機関は高給取りなのか」という新書のようなタイトルがついており、評論を想定して読み始めてしまったのがいけなかった。
    小説として読めば楽しく読めたのかもしれないが、評論や解説書として期待して読んでしまったので、とても読みにくかったです。ずっと自分の体験談を話している感じなので。

  • ホントの話か知らないけど読み物としては面白い。

  • 外銀についての内部事情を、
    特にアソシエイトから見た内部事情をありのまま(?)に書いた一冊。

    いろんなレビューで
    「内容は興味深いがひたすら言葉使いが下品」みたいに書かれていたが、
    「下品」ってレベルじゃない。
    あまりにひどすぎる。笑

    キャリア志向の女性が外銀に興味を持ったとしても、
    この一冊だけは決して手に取ってはいけない。笑

    この本を読んで思った感想は、
    「この本を訳本じゃなくて原本でよんだら、
    英語で人を罵る言葉には一生困らないだろうな」ということである。笑

  • MBA取得後に投資銀行に勤務し、外聞とは異なり頭を使わず、中身ない、相手をまるめこむためだけのプレゼン資料をひたすら作り続けた二人のノンフィクション。
    二人は2年、2年半で転職していった。

    仕事は頭の使わない体力仕事。
    一日16時間働き、一年目から20万ドルもらう。

    二人のうちの一人、トゥルーブは47歳の上司が結婚もせず、性欲の鬼とかし、周りの目を気にしな身の振り方を見て、自分はそうなりたくない。
    ここにいると、自分の全てが投資銀行になってしまうことに嫌気がさし、転職を決意。
    仕事を通じて知り、数名で構成されている投資ファンドに転職した。

    本書は投資銀行のアソシエイト(MBA取得者のため、最も下のアナリストではない)の生活を生生しく表現された一冊である。

    お気に入りのフレーズ
    ・「マゾヒストなんです。SMプレイとか、そういうのではないですけど、そっちはこれから勉強するとして。つまり、僕はきついことをするのが好きなんです」(投資銀行の面接での自己紹介)
    ・われわれが必死に働いて、多くの時間を費やして資料を準備して、その場に臨んだと思って欲しい(顧客その会議に役に立たないアソシエイトを連れて行くのは、銀行側が本気で取り組んでいると思わせるため)
    ・投資銀行はまず最初に企業の証券の買い手を探すことでリスクを回避するようになった。投資銀行は受け取ってから売却するまでの間、証券を保持している必要がなくなったのだ。(投資銀行おはリスクを負わずに儲けられる)
    ・投資銀行は最も人当たりのいい、見栄えのいい、押出のいいバンカーを数名選び、大手の投資家のもとに送り込み、ショウを演じさせる。(金を稼ぐこつを知っていると思わせるため)

  • 友達と企業説明会の後飲んでて薦められて読んでみた。


    とりあえずこの下品な文章が最高に面白い。確かに投資銀行はエグそうなのは分かったけどこの人たちの文章力がありすぎてなんだか楽しそうに思ってしまった。ただ、最後の数章は胸にズーンっときた。ここは心にとどめておきたい。


    まあなにはともあれ面白い本だった。小説以外では久々の高評価。みなさんも是非。

  • 2008年08月10日 22:32 記載:

    実益というより読み物として相当面白かった。

    僕の周りでも就職先として人気の高かった外資系投資銀行。そこで働くと言うことがどれほど辛く、また働く中でいかにして創造性や考える能力を失い、余計なことを言わずに指示されたままに働くことを学ぶかということが綴られている。

    もちろん極端な話や誇張があることも否めないが、この業界がどのようなものなのか、一つの見方を提供してくれるかもしれない。

    全てが事実じゃないにしても、自分には厳しい業界だと改めて感じました笑

  • 一度読んだことを忘れて再度読んでしまった。
    全体的には面白いのだが、なんだか印象に残らずに、
    「読み終わったのか読み終わらなかったのか」がよく分からない本だ。

    Associateの悲惨な体験を面白おかしく書き下したのはいいが、
    投資銀行そのものなり、スキルなりの考察がされてない。

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