新フォーチュン・クエスト 3 (電撃文庫 ふ 1-3)
- KADOKAWA(アスキー・メディアワ) (1996年6月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
- / ISBN・EAN: 9784073047704
感想・レビュー・書評
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読書録「新フォーチュン・クエスト3」3
著者 深沢美潮
イラスト 迎夏生
出版 電撃文庫
p101より引用
“「ちがう。それはちがうよ、わたしたち
だって、失敗することあるもん。でも、それ
は不可抗力って奴だよ。ミスがないことのほ
うが珍しいもん。肝心なのは、その時、みん
なでフォローしあうってこと。こっちの信頼
関係がしっかりしていれば、乗り越えられな
いミスはないって思う」”
方向音痴のマッパーを主人公とした、RPG
風ファンタジー小説。
一難去ってまた一難、一族の試練を乗り越
えはしたが、借金問題は手つかずのパー
ティーメンバー・キットン。騙されて出来た
借金とうすうす思っていた皆は、トラップの
提案に乗っかることとなり…。
上記の引用は、落ち込んでいるパステルに
向けた、パーティーメンバーの幼馴染の一言。
失敗を恐れずに済むような、心強い仲間がい
れば、勇気も沸いて出るのでしょうね。
借金で悩む冒険者というのも、なんとも物
悲しい話ですが、確か旧シリーズの始まりも
アルバイトの話だったような…。結構しっか
りした冒険をしている主人公たちなのに、ど
うにも報われていなくて気の毒です。
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今回はフォーチュンクエストらしからぬ、ほわほわ心が温かくなるストーリー展開ではなく、シリアスな展開。
だからこそ面白いと思った。
シリアスな展開は前巻でも少し出ていて、そこからの今巻。
パーティ内の人間関係に対して、『で?お互いどう思ってるの?』とより深く掘り下げている感じがした。
ストーリーも今までとは違う、ダンジョンでどうというものではなく、騙す騙されの駆け引きの応酬が最後まで飽きさせずに読めた。
しかも一応幕を閉じたに思えたこの話は、次巻にも続いていくようで・・次を読むのが楽しみだ。 -
#読了
ええぇ。パステルがお姫様に!?って事で笑
トラップとパステルがギクシャクしてたのも気になるし -
パステルとトラップがギクシャクした感じ。
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冒険は一切なく、悪徳金融から金を騙し取る痛快な話。いろいろ面白い。
中学生のときはトラップとパステルのやり取りに何も思わなかったし、マリーナがカッコイイと思ったけど、大人になって読むと、色々違う気持ちが沸き起こるのが不思議。 -
1996年6月7日購入
1996年6月11日初読