ゴミ投資家のための海外ファンド入門 (オルタブックス)

制作 : タックスヘイヴンを楽しむ会 

• KADOKAWA(アスキー・メディアワ) (1999年1月1日発売)

感想・レビュー・書評

[eye76さんの感想 · 2012年2月18日]

ゴミ投資家シリーズ

実践部分はさすがに時間も経ってるし、実用性は謎ですが、
根底にある哲学はやはり面白いしわかりやすい。

「自己責任」は「情報開示(ディスクロージャー)」および「自己決定」
と一体のものとして考えるべきもの、とかね。

言われてみれば単純な「資産30億以下のファンドは赤字である」とか、実際的な事だけじゃなく、

近代経済学にとって市場は「神の国」、人間の営みとは神の国を実現するために努力する事であるので、
アメリカはあれほどまでに規制緩和や市場の解放、情報公開にこだわる
という「節」が結構好きなのです。