- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784074021413
感想・レビュー・書評
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とうとう気づいてしまったんだね,事実に.
そう,ここはVRゲームじゃなくて異世界なんだよ.
というわけで
なんだかんだで殺すことにビビっちゃった少年は
相手を麻痺させる魔法を使い
仲間にとどめを刺させるように.
自分の手を汚すことを嫌がってんじゃねぇよ.
ってかゲームだと思ってた時に殺戮しまくってんじゃんか.
まったく,ナニを今更….
で,ゲームじゃなくて異世界だと判明したわけですが
転職システムがゲームと同じなのはおかしくね?
なんで祭壇にアイテムを供えるとクラスアップできるの?
そんな秘密にちょっとだけ迫ります.
あとアレだ,
「ケイオスさんに育てられたヒューマンは急成長できる」
これ重要ですよ.
ちょろっと何人か鍛えてしまえば戦争で勝てますよ.
「ふはははは,圧倒的ではないか我軍は!」的な.
次回,裏でチョロチョロしてた輩が出てくるのでしょうか.詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前巻でトリップ先の異世界が仮想ゲームではなく実際のファンタジー異世界であることに気付いてから、今巻はエルフの里と対ゴーレムの話。年若い政治的に未熟な王女、欲もなく志もないゲームの知識があるだけのチート系主人公、思春期に目覚めたばかりの恋心を制御できないヒロイン、主人公にただついてくために作られたかのようなパーティーメンバーと、全体的に深みのある人物がいない。このシリーズの肝であった「ゲームだと思って爆裂能力を炸裂させる主人公と、そんな彼を見て英雄と恐れ敬う住人」という構図が崩れ、ただの異世界トリップものに成り下がった。特に主人公に魅力を感じないし、ヒロインも恋心を抑えるところがなく全開で、深みを感じない。作者の力量不足なのか?