- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784074022823
作品紹介・あらすじ
「まだ、間に合います。」仕事のストレスをきっかけにうつ病を発症、さらには大人になってからアスペルガー、ADHDと診断された著者が、その症状を大きく軽減させることができた原因を自分なりに分析、実践しやすいマニュアルの形で振り返ります。具体的な経験を一般的な人間の成長に必要な事柄と重ねて分析し、特に大人の発達障害を持つ人に役立つだろうと思うポイントを書いています。以前は正社員でありながら仕事のストレスで休みがち、休職経験もあり、たいした成果も上げられないダメ社員だったと振り返る著者が、いま勤務している外資系コンピューターメーカーでは、体調不良欠勤がほぼ無くなり、メンタル、身体のどちらも調子は大幅に改善。2014年第3四半期には、所属している部署の個人優秀賞まで頂くようになるまで仕事にも集中できるようになりました。本書は、大人の発達障害を克服して自分らしい人生を送りたい人に向けた本です。
感想・レビュー・書評
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不要
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大人になってから、自分が「発達障害」だと分かった作者さんが、自分自身の経験をもとに、大人の発達障害の人が幸せに働くための方法を説明しています。
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少し繰り返しの表現が多かった様に感じました。
おそらく編集者の手が余り入っていないからだと思われます。
(編集者による文章校正って、すごいことなんだなと感じました。)
発達障害と言っても、そのベクトルと度合いが様々。
自力で解決できるタイプも周りのサポートが必要なタイプもあるかと思います。
この著者の場合は学習が得意でいらっしゃるのはよくわかりました。
発達障害に悩む方の一助となれば。 -
この本を読んで自分も発達障害ではないかと自覚しました。2次障害に苦しみながらも前向きに症状の改善に取り組む姿とその方法に非常に影響を受けました。読者に寄り添う独特の文体の優しさからも著者の人柄が感じ取れる良書です。
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感想あり
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発達障害当事者でもある著者による本。自身の経験や多読によって得た知識をまとめて紹介してくれている。
著者の経験談から始まり、それを踏まえて「大人の発達障害」当事者がどうやって天職を見つけるかまでのステップが書かれている。
こういう当事者の書いた文章では何故か必ず本人の体験談が最初に出てくるが、個人的にはあまり興味がない。(偉人の伝記じゃあるまいし。むしろ自分が辛かった頃を思い出してしまう。)
新たに学べたのは、読書会などのイベントに参加すると良いということと、いわゆる「発達障害者の適職リスト」は必ずしも役に立たないということ。
本文ではちょくちょく参考文献が紹介されているけれど、きちんとした紹介ではなく、巻末に参考文献一覧もない。この点はなんとかしてほしかった。
あと、ごく個人的な感想だが、「〜なんです」「〜したんです」という語尾が多用されているのが気になった。 -
思索
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著者の体験記。
著者は、自分の人生を振り返り、整理することが得意なのか、身につけたスキルなのか、問題解決に向けて、動く。
「私たちが育った時代は子どもの発達障害に対してぁり認識がありませんでしたから、無理やり周囲に合わせて育てられたツケが、大人になって回ってきたようたようなものです。」
途中から、自己啓発的読書の案内の内容へ変わり、流行りの脳科学系を紹介し、そして自己啓発ビジネス書も紹介し、秋元康を紹介した時点で、読むのを私はやめました。
著者は、確かに頭はいいですね。
問題解決スキルを求めるその姿勢は抜群です。いろいろ、本書に書かれてありますが、私が覚えているのは、疲労時は、睡眠8.5時間必要だ、だけです。
著者は、結婚しており、障害者枠での雇用を求めもしたが賃金が下がるので、奥さんが障害者枠では、ノーと言う返事で、一般枠の、データ分析の仕事についています。
その前に、ブラック企業4社体験し、うつを発症、そこから、発達障害を疑い、診断しました。
ちなみに、著者が、精神障害2級です。
ですので、ビジネス書を読み慣れている人向けです。 -
ご自身の体験を語った書なので、そういう意味では参考になる部分も多いのだろうとは思う。
発達障害でなく、単に仕事から強いストレスでうつ症を抱える人も、同じく顔を上げて、一歩前に踏み出す力も気力もなくなっていると思うので、少し気持ちが上向いた時、踏ん張れそうな時、少しでもいい、簡単でもいいから、一つ一つ、何かを初めて欲しいと思う。