- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784074473335
作品紹介・あらすじ
引きこもりの息子を暗闇から連れ出してくれた子猫。認知症の母が忘れず愛し続けた猫。コロナ禍の中での不安を猫に救われる日々。我が子に先立たれて嘆き悲しむ母猫。ガンに侵された愛猫との最後の3カ月。急逝した母の飼い猫と本当の家族になるまで。本書には、そんな猫たちとの暮らし、出会いや別れ、猫同士の愛情など、飼い主さんから寄せられた17の実話を収めました。世界が不安に包まれている昨今、猫から心のやすらぎや、生きていく力をもらったという人もたくさんいます。天国に旅立ったあとにも、飼い主さんの心をあたため続ける子もいます。猫を飼っている人、かつて飼っていた人、地域猫と関わりのある人、飼えないけど猫好きな人……猫を愛する人なら心に残るエピソードばかり。泣けて、ほっこりできて、生きる力をもらえる。猫という存在がいることの喜びを改めて感じられる一冊です。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
猫のコラム集。猫を飼っている人なら、分かる分かる!となるでしょうし、飼っていない人は猫をお迎えしたくなるような内容が満載です。うるっとくる話や悲しい話も。
生き物を飼う喜びがたくさん載っています。優しい気持ちになれました。ありがとう。 -
猫との日々のエピソード、17の実話が綴られている。私も毎日愛猫に癒されているので、このタイトルを目にして迷わず手に取っていた。
ただ、ほっこりする楽しいエピソードばかりではなく、悲しい別れの話もある。その度につらくなって読み続けられなくなり、結構時間をかけてしまった。でも、いっぱい愛された猫たちと、いっぱい愛してくれる人たちがたくさんいると思うと幸せだなと感じた。 -
17のエピソード みんな 猫に癒され 救われ 愛され 猫を愛してる。私も同じです。
-
私も猫と暮らしているので、共感できるお話が多かった。そばにいてくれるだけで心がホッとする存在。これからも猫と楽しく過ごして行きたいなぁと思った。
-
◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BC07337000 -
ペットブームで猫人気も上昇中。愛らしい猫に心和む人が増えている昨今だが、飼い主と猫との心温まる実話集で、実は私も17のエピソードの1人で愛猫とともに登場している。
つらい目にあったとき何よりも心の支えになってくれた愛猫。ほかの飼い主さんも猫と一緒に生きてよかったと思わせる実話が満載。 -
そして、ある日突然、私の膝の上にぴょんとのってきたのは、なんとうちに来てから 10 年目のことでした。その日が特に寒かったということはなく、呼んだわけでもありません。私が携帯電話をいじっているときに、いきなりのってきたのです。 当時、兄も姉も大学生で地方に行っていたので、家には私と母の2人だったのですが、母も「え!? いったいどうしたの」とびっくり。 そのときは数分で膝から降りてしまいましたが、その日以降、ラッキーが私や母の膝にのることは徐々に増えてきたのでした。
地域猫かどうかの見分け方の目安になるのが、耳先のカットです。地域猫は、避妊去勢手術した目印として、耳先に小さなV字カットを施されます(地域によってはV字ではない場合も)。 その形から、「さくら(桜)耳」とも呼ばれ、「さくら耳(の猫)」「さくら猫」と聞くと、地域猫だな、とわかる人もいるでしょう。 この「さくら耳」の地域猫と出会い、幸せな関係を築いている人もいます。 ふらりと現れては去る。そんな地域猫とのかかわりは、喜びと、ときにせつなさをもたらすこともあります。
もともと猫は野生時代、単体で生きてきた動物。狩りがうまいので、犬と違って群れで生活する必要がなく、自分ひとりだけで生きることができました。生き物として、完成された動物だといわれています。 また1匹で生きてきたからこそ、失敗はすぐに忘れます。ひとりでグジグジ落ち込んでいたら、命の危険にさらされかねません。