コレクション 戦争×文学 9 さまざまな8・15

  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (728ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784081570096

感想・レビュー・書評

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  • 【選書者コメント】8・15に対する様々な人が自分の経験や意見を述べ、もう一度戦後の意味を考えることができる。
    [請求記号]9180:239:9

  • 長堂英吉著『我羅馬テント村』でのサヨという娘が沖縄に駐留米軍の兵に強姦され身ごもったその赤ん坊を彼女の母親が捨てに行く場面やたける少年は父親が米兵に射殺されたことを知らずに、父の帰りを言いつけを守ってテントの中で待ち続け餓死する話などは、沖縄での惨劇のほんの一例に過ぎないと想ってしまう。 梶山季之著『性欲のある風景』では牛の交尾を目撃したことにより招集されて戦場で死んでしまう前に女体を知りたいという情欲に翻弄される主人公の姿が痛々しい。霜多正次著『波紋』では戦時の捕虜が敗戦後の捕虜に異端視されるのを知る。

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