本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (704ページ)
- / ISBN・EAN: 9784081570102
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
野坂昭如著『あゝ日本大疥癬』は空腹のあまりDDTを食べようとするシーンで始まるのだが、可笑しさのなかに戦争がもたらした悲劇を見事に描いていて、野坂氏のひとに対する優しさの深さは測り知れない。田中小実昌著『ミミのこと』も氏の優しさが感じられる素敵な作品だ。大原富枝著『こだまとの対話』ではスパイ容疑の原住民を海に投げ捨てた罪の意識を背負って生きてきた男たちの悲しみを描いている。特に、最後のシーンが印象的であった。
全3件中 1 - 3件を表示