学習まんが 世界の伝記 NEXT マリー・アントワネット 革命に散った悲劇のフランス王妃 (学習漫画 世界の伝記)
- 集英社 (2016年11月4日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784082400736
作品紹介・あらすじ
オーストリアの皇女として生まれたアントワネットは、14歳でフランスに嫁ぐが、近代社会の始まりとなったフランス革命のなかで、幸福の歯車は狂っていく。断頭台に消えた王妃、37年の人生を追う。
感想・レビュー・書評
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「オーストリアの皇女として生まれたアントワネットは、14歳でフランスに嫁ぐが、近代社会の始まりとなったフランス革命のなかで、幸福の歯車は狂っていく。断頭台に消えた王妃、37年の人生を追う」
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悲劇のフランス革命で散った王妃、マリーアントアネットの、人生を知ることができるのでオススメです!ちょっぴりホロッ
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[墨田区図書館]
最近見つけた、「世界の伝記NEXT」シリーズ。どうもこのシリーズは、女性比が高いというか、意識して男女比を等しくしているかのような気配。そして女性も、キュリー夫人とかマザーテレサとか、もちろん基本の有名どころもあるんだけれど、このダイアナ妃のように、普段必ず入ってくる正統派とはいえないような人々も入っている感じで、やや新鮮。
女性比率が高いのは、そのあげるべき総数が少ないせいもあるのかな??
前回読んだのは同じ王妃である「ダイアナ妃」の話だったこともあって、少しはこれで"ヨーロッパの王家"に対してイメージがついてくれるといいんだけれど、、、、どの人も二面性というか、良い面悪い面があり、場合によってはその双方どちらが真実か分からないほどに取りざたされるもので、このマリー・アントワネットもその最たる例だろうと思っていたが、この本では無知で可憐なマリーが、その寂しさと窮屈さも相まって悪気もなく無駄遣いをし、不幸にも詐欺にあい、更に世界の不況の落ち目にあって没落し、革命によって死刑になるという、さほど邪気のない、どちらかというと時代の被害者の呈で描かれている。
ただ、俗人としてはかの有名な、「パンがなければお菓子を食べればいい」のセリフを入れてほしかったなー。傲慢な方でなく、なければ自分の分を分け与えるという、今回のテイストでの解釈でもいいので。そういう意味では一般的な"彼女らしさ(キーワード)"が漏れてしまっていたので、本シリーズ最初に読んで評価がイマイチに感じてしまった「宮沢賢治」につぐ残念な仕上がり。