学習まんが 世界の伝記NEXT 中村哲 (集英社版・学習まんが 世界の伝記NEXT)
- 集英社 (2023年7月26日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784082400835
作品紹介・あらすじ
集英社版・学習まんが『世界の伝記NEXT』にSDGsの大切さがわかるシリーズ「伝記×SDGs」が登場!パキスタンとアフガニスタンで、人びとの命と生活を守ろうと尽力した医師、中村哲。無医村に診療所を開き、井戸を掘り、荒地に用水路を引いて農地を復旧させ、多くの人の命を救いました。モノやお金を与える支援より、自分たちの力で生きていける環境作りこそが大事だと、用水路も現地の人たちだけで維持していけるシンプルな工法にこだわりました。2019年12月、中村医師は銃撃されて亡くなりますが、その遺志はアフガニスタンの人びとに受け継がれ、今も現地の人たちの手で、新たな用水路造りが続けられています。「伝記×SDGs」は、偉人の生き方を通してSDGs達成のヒントが得られる、新しい伝記まんがシリーズです。【本書の特長】●まんがだから読みやすく、わかりやすい!●すべてふりがな付きなので、小学校低学年から楽しく読める!●Q&Aや年表など、よりくわしく知ることができる記事ページも充実!【もくじより】小さな昆虫学者なんのために生きるのか誰もやらないからわたしがやる戦火のもとの診療所子どもたちにきれいな水を緑の大地を呼びもどす中村哲の足あとにはSDGs達成のヒントがいっぱい!
感想・レビュー・書評
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13年前に「週刊ブックレビュー」という番組で紹介された
『人は愛するに足り、真心は信ずるに足る
――アフガンとの約束』を読み、
中村哲さんを知りました。
その9年後に中村さんは殺されてしまいました。
あんな立派な方が。
ほんとうに凄くショックでした。
この本は中村さんの伝記を漫画で描いたもの。
これを読むと、彼をあそこまで導いたのに
特別変わった体験があったのではない。
私たちでも普通にあり得る出来事をきっかけに
彼があのような偉業をなしとげてきる人になったと知ります。
とてもとても素晴らしいのですが、
今小学生の皆さんに
ぜひ中村さんのようになってください、
とは言えるものではありません。
でも巻末に「わたしたちにできること」がありましたので
紹介します。(SDGsを達成するために)
●フェアトレードの商品を買う
●食品ロスをへらす
●フードバンクを利用する
●水のむだづかいをしない
●ゴミのすて方を守る
●支援団体への寄付
●まずは世界でなにが起きているのか積極的に知ろう
「水のむだづかい」についての私の考え。
CMで、凄く汚れた皿に洗剤をつけて、
水で流すのがあるでしょう?
あれ、やめてほしい!
【まず、不要な紙やぼろ布で汚れを拭き取ること。
資源である水を大切にし、水質汚染をふせぎます。】詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2023年12月読了。
今年は映画「荒野に希望の灯をともす」を観て以降非常に中村哲先生のことについて色々と考える機会が増えた。
本書は集英社刊の子供向けの学習まんが。
先ずは中村哲先生のような生き方をした人がいたということを直接的には知らない子供たちが知る機会を提供するという意味で意義のある一冊だと思う。
ただ少々シラけるのは巻末に「SDGsのヒントがいっぱい」みたいな、極めて現代的な価値観で中村先生の一生を「意味づける」試みがなされていること。
私はそんな「薄っぺらい」後付けの意味の付け方にはあまり与したいとは思わない。
が、なんにしても子供向け入門編としては好適な一冊かと思われる。 -
図書館本。中村哲さんの伝記マンガ。中村哲さんは本も数冊読んだはず。医師でありながら、灌がい事業も手掛けて、何万という人の生活を支えた。そのハートと行動力と崇高な生きざまにどの本を読んでも心打たれます。
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ちょうちょとか 昆虫を捕まえるのが得意な子供だった。
薬がすごく必要な人達が どやどや そこに来て それで薬をあげてよかったけどサンダルをいっぱいあげたのにそれは 戻したのが子供たちが汚い水を飲んだからいっぱい 死んじゃった かってことが分かったから 地面を掘って水を出してそれで普通の水にいい考えだなと思った。
2023/12/10 小3
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環境のお話だったよ。最後は車に乗ってるときに撃たれてしまったよ(8歳10ヶ月本人談)