- Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086001892
作品紹介・あらすじ
竜泉地区核燃料再処理工場の事故から十年。事故で両親と故郷を失ったタロは、老医師の里中のもとで暮らしていた。ある日タロは、女性カメラマンの葉山と出会う。竜泉に住む幻の蝶の写真を撮るのだと語る葉山に、タロは惹かれていき、いつしか自分も蝶の存在を信じるようになる。が、葉山の仕事が何者かに妨害されていることを知って…。二〇〇二年度ロマン大賞受賞作。
感想・レビュー・書評
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倉世春さんのデビュー作
核燃料再処理工場の事故で両親と故郷を
失ったタロ
カメラマンの葉山さん、
元ピアニストの矢奈さん、
育ての親の里中先生…
隠された秘密、
追われるカメラマン、
助けるタロ!
はらはらドキドキ、
青春の青臭さややるせなさも魅力的
な力作!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
構成がしっかりしている印象。
作者が自分が書きたいもの書ききったぜ!というような印象を受けました。
読み終わって感動した。文章も綺麗。
ティーンズ小説より普通でも通用すると思う。 -
テーマからして、全然コバルトっぽくない所が好きです。
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以前に、森林伐採のことを題材にした詩を思い出しました。本当に、人間ってわがままで勝手なんだな〜って思いました。自分を一番に考えすぎるな〜。自然あっての人間なのに、人間あっての自然と平気で考えている。なんだか、同じ人間なのに、ちょっとな〜…
20051030:読了