ジュリエットと紅茶を: ようこそ、呪殺屋本舗へ (コバルト文庫 し 12-1)
- 集英社 (2006年9月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086008211
作品紹介・あらすじ
紅茶専門店『ティーコジー』。女子高生店長の小泉鏡花と、青年・波多野康祐が営むこの店の裏の顔は、依頼人が指定した人物を呪い殺すという触れ込みの『呪殺屋本舗』。ある日、店を訪れた小学生の依頼人・留美。彼女が指定したのは、既に死んでいるはずの殺人犯だった。留美の必死の訴えで依頼を引き受けた鏡花たち。彼の死について調査を進めるうち、その裏にある大きな陰謀に巻き込まれ…。2006年度ロマン大賞佳作受賞作。
感想・レビュー・書評
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推理物。
面白かったと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
紅茶屋さんとは仮の姿…そしてその実態は、と
ちょっと言ってみたくなるような裏稼業呪殺屋。
が、本当に呪殺をするわけではなく…詐欺?w
依頼を叶えるためだけ、なはずなのに、違う依頼も絡んできたりで
何だか私立探偵業みたいな状態に。
しかも、というか、当然というか、社長(?)動いてないし。
1人わたわたしている彼が不憫な気も…。
が、最後になるにつれ、不思議ワールドへ。
あぁ確かにこれはファンタジーだ、と。
故に、可哀想だと思っていた彼が、妙に浮き上がってきて
知らないって素晴らしい、と思えてきます。
雇い主の少女が、どうして金持ちなのか
何となく察するものが…。
違うといいのですがw -
推理物の小説です(たぶん)。
題名では「呪殺屋」とあります。
でも内容は少し想像とは違った物語でした。
続編を期待したいです! -
2007.1.3.読了 個人的にはあんまり入れ込めなくて読むのに時間がかかりました。でも、鏡花の考え方は興味深いです。キャラとしては康祐は良かったです。鏡花はヒロインだけど謎が多いですな。そのあたりが入りにくい原因なのか(はたまた私の年齢のせいか?)まぁ、この発想力を生かしていっていただきたいです。
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ロマン大賞受賞作ということで、そつなく面白いです。
ただ、もう一押し何かあったらもっと良いかな〜という気はします。
個人的には最後まで鏡花の力を使わずに決着でも面白かったんじゃないかなぁとも思ったり。
でも、設定とかキャラとか好みでした。
続きが出るならまた読みたいなぁと思います。 -
鏡花の考え方は好き。「呪術」ってどうしても負のイメージだものね。でも、それを正の効果を狙っての使用し、本当に正の効果をもたらすんだからすごいんじゃないかしら?もしかしたら、康ちゃんは気づいてるんじゃないかと思うんだけど…でも、康ちゃんだから本気で気づいていない可能性もあるな…
20061024:読了 -
ロマン大賞受賞作だそうです。なるほど、すごく面白かったです。
ひさしぶりに、アクションも、設定も、キャラも、面白いと思えました。
すいすい読めましたし、世界に入り込むこともできました。
いいですねえ。主人が女子高生、従者(本人はそう思っていないが)が社会人。
キャラもしっかり立っています。
これはオススメですね♪