イリアディスの乙女 〜封印の巫女と夜の神〜 (イリアディスの乙女シリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 39
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086012737

作品紹介・あらすじ

神々と人間との交渉者であり、悪しき神を封印できる「鎖の巫女」シェリス。だが、落ちこぼれで、優秀だった先代巫女と比較されてばかり。ある日、先代によって封印されていた神アストロを目覚めさせてしまい、とっさに封印の鎖で戒めるが、自分の腕にも鎖が絡みつき、アストロと常に一緒に行動することに!?そして、先代巫女が残した「封印を解けば災いが起こる」という予言の意味は…。

感想・レビュー・書評

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  • 悪しき神を封印できる「鎖の巫女」の力を持つはずのシェリスは、実は全く鎖を出すことのできない落ちこぼれ。でも、性格はおっとりしてて、普通にいい子です。
    対する夜の神アストロは、イラストの顔からは想像できない尊大な感じ。実は優しいのですが、イラストはもうちょっと目に力があってもよいのでは?

    幼なじみのランセルはシェリスのことが好きなのかなぁ?と途中まで思ってましたけど、アストロへのもやもや感を穀物の女神オリザに相談していたときの態度を見ると、シェリスを女ではなく妹みたいに思っているようですね。

    話は、先代巫女のアレイアがある思惑によって、アストロを封印していたところを、勘違いによって、シェリスがアストロの封印を解いてしまうところから始まります。最後にアストロが封印された理由が分かりますが、こんな賭のようなので、好きな子に勝手に15年も封印されたら、たまりません。。。

    あと、途中で出てきた、雪狼の神様。そういえば、雪狼の話は伏線いっぱい出てましたね。馬車の中にもふんだんに使われてましたし・・・。確かに悪いことをした神様ですが、できたらシェリスと和解できた話の方がよかったです。結構かわいそうな神様なのに、そのあと、忘れられた感があって、ちょっと残念です。

    炎の女神フローガもアストロへの気持ちだけで、嫌いなアレイアと親友のふりをしていたり、サスペンスドラマのように計画殺人を考えていたり、ちょっと怖い人でした。そんなに好きなら、気持ちを伝えていればいいのにね。

    シェリスはちょっとだけ鎖を出すことができ、レベルアップはしてるみたいですが、アストロの気持ちがちょっと分かりづらいです。シェリスに惹かれているようにもみえるけど、アレイアがまだ好きなようにも思いますし、あまあまモードも私的には少ないかなぁ。

    でも、今後の展開が楽しみです。

  • 最近恋愛色が物足りない話に毒されていたので
    じれじれだろうが、勝手にやってろ!な二人だろうが、とっても満足です。
    2010.6.11読了

  • 昨日読み終わった!
    ライトノベルって、何でやめられないのだろう。
    もういい大人なんだけどね~笑

    個人的にはすきな一冊。
    主人公が、最初はないかな、て感じだったけど、ほんとに少しずつ成長してる気がしたので、悪くなかった。
    でもな~、アストロと前の巫女さまが好きあってたっていう設定はいただけない!
    アストロは結局好きだったの!?
    まだ好きではなかった、いずれ好きになったかも、て作中では書いてますけど、それじゃいやだ~!
    アレイアに、優しかったけど、好きにはならなかった、ていう設定がよかったな・・・
    だって昔の人って、なんか勝てないイメージ。
    しかも、湖のシーンで、主人公が、アストロはアレイアが好きだったんだ・・・て思うシーン・・・切ない。

    ネットで回ってたら、このシリーズは3巻で終わりらしいですね。
    次と次々巻に期待^^

  • <全3巻>第1巻 すごく良かった。切ないし恋愛方面もちゃんとあるし。ルートが最初から決まってる恋愛話が好きなのもあるけど、これは更に切ないからたまらん。絵も好み

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