イリアディスの乙女 〜引き裂かれた恋と琥珀色の罠〜 (イリアディスの乙女シリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086013314

作品紹介・あらすじ

神と人の交渉役である巫女シェリス。夜の神アストロに庇護され穏やかな日々を送っていたある日、彼女の神殿に監査官として皇子クラウが派遣され、大規模改革を始める。眷属を見回るため旅立つアストロに心配をかけまいとするシェリスだが、幼馴染みのランセルとも引き離され、次第に神殿内で孤立していく。一方、クラウは不思議な瞳でシェリスを誘惑してきて…。神と巫女の恋の行く末は!?-。

感想・レビュー・書評

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  • 2巻目ですが、タイトルにもあるように、月の女神フェンダリとシェリスの婚約者として、皇帝の第二皇子エリクとその護衛のディオンが出てきます。エリクとディオン、かなり好印象です。
    私としてはいい加減な感じだけど、やることはやるって感じのディオン、結構好きです。

    フェンダリはアストロの妹分のような感じで、最初はアストロが好きだから、シェリスにイヤミ言ったりするのかなって思っていたら、実は別の理由で、アストロがシェリスに構うことが気になったようです。

    エリクの外見がフェンダリとそっくりだったり、エリクが母と過ごしたガラス張りの天井の建物がないってことから、もしかして、エリクとフェンダリには血のつながりがあるのかと思ったら、違ってましたけど、最後には母の愛という気持ちが分かる、いい感じの終わり方でした。

    最後に、事件が解決したあと、エリクと共に皇帝を裏切ってしまったシェリスですが、婚約を破棄したシェリスに、アストロがちょっとうれしそうなのは、気のせいじゃないはず。
    エリクにちょっと冷たかったのも、絶対ヤキモチですよね。
    恋愛感情にはちょっとにぶそうなアストロですが、ちょっとずつシェリスへの気持ちが変わってきてて、無意識かもしれませんが、あまあまモードも増えてて、また次巻が楽しみになりました。

    ただ、最愛の息子であるエリクに裏切られた皇帝が、第一皇子のたくらみを了承したのが、気になります。

  • 打ちきりってことなんでしょうか。忘れたころに続きが出て欲しいんですけど!アストロ様大好きv

    2010.6.15読了。

  • <全3巻>第3巻 最終巻なのか。勿体無い!この先も読みたかったな。今巻も2巻と同様1巻の時のようなラブに悶えたり切なすぎて苦しくなる事はなく。悪役に別の意味で悶えたけど。大神官のキャラが一番輝いていた。いいキャラしてる!2巻を読んだ段階ではまだ続くと思ってたからこその感想だったけど、全3巻だと2巻はもっと進めるべき別の問題があったんじゃと思わせられる。何にしても、1巻はラノベっていう世界に嵌らせてくれた本のうちの一冊だから今後も印象に残る本になると思う。

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