- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086013635
作品紹介・あらすじ
母の再婚を前に、原因不明の立ち眩みを起こすようになった朝倉百。ある日学校で倒れた百は、保健委員の筒井環に家まで送ってもらう。その後、百は親しげにかまってくる環に戸惑いながらも、少しずつ心を開いていった。だが不意に、母の再婚相手の身内ではないかという疑念が浮かんで…?一年生の百と二年生の環。頻繁に一緒にいるようになったふたりを、クラスメイトは姉妹だと噂するが-。
感想・レビュー・書評
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知る限り、初めて全編が主人公たち以外の物語の話。
でも良かったなー。
ここんちの大家族は私は好きです。
あの家を、自分たちの巣だと思える彼女たちが好き。
というか、羨ましいなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「マリみて」第35巻。
リリアン女学園の生徒である朝倉百をヒロインとした、母親の再婚から新しい家族との触れ合いを描いた一冊。いつもの"薔薇ファミリー"が物語にほとんど関わって来ない、シリーズ中では珍しい内容となっている。
母子家庭から一気に三世帯住宅の一員となった百の、温かくも愉快な新しい家族とのドタバタとした日常にほっこりさせられる。"薔薇ファミリー"ではないニューフェイスがヒロインで、一冊丸々使って描いてくれているので、新鮮さと読了後の満足感は他の巻よりも良かったように思う。(このまま2冊目、3冊目となるとダレてくるのだろうな。)
次の巻も同じように"新しい顔"がヒロインの一冊となるようなので、楽しめそうな予感。 -
番外編
今回は薔薇さまたちはほぼ登場せず、
ももちゃんが主人公
お母さんの再婚で新しくできた家族と
そのお家のあれこれ
一冊丸ごと、ももちゃんが主人公だったけど
面白かった! -
これはこれで面白い。
続きがあっても面白く読めると思う。
でも、果たしてこれをマリみてシリーズに連ねる意味、リリアンが舞台である意味はあるのだろうか。
そういう意味では、環と百の関係をもう少し丁寧に深く描写して欲しかったかな。
家族というか家がテーマにあるというのはわかるんだけども。 -
母の再婚を前に、原因不明の立ち眩みを起こすようになった朝倉百。ある日学校で倒れた百は、保健委員の筒井環に家まで送ってもらう。その後、百は親しげにかまってくる環に戸惑いながらも
少しずつ心を開いていった。だが不意に、母の再婚相手の身内ではないかという疑念がうかんで・・・?一年生の百と二年生の環。頻繁に一緒にいるようになったふたりを、クラスメイトはスールだと噂するが? -
複雑な親戚関係になった先輩後輩のお話し
ってか、山百合会幹部とか主要人物とのからみがほとんどない
そもそも学校生活の描写も少なめ
これってマリみてでやる必要あるか?と思わないでもない
それでも面白いものは面白いからいいけどね -
薔薇の館に集う薔薇ファミリーはお話の端役として登場する。それもお話の背景の置物的扱いである。それでも面白さは伝わるし、一時の清涼剤になりうる小説である。さすがはマリ見て~
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連続短編集で、主役はいつもの人達でもなく、舞台も学園の外。
同じ学園に通っているだけ、という共通点しかない話でしたが
ものすごく楽しめました。
年頃になって、母親が再婚。
応援していても、良かったねと思っていても、それはそれ。
情緒不安定にもなるものです。
そんな所に現れた先輩…は、非常にマイペースというか、変な人?w
しかし、向かい入れてくれた家族は…すごいです。
ぬか床の行方を捜してそこまでたどり着いた時
ちょっと感動してしまいました。
ここの家族の懐の深さに。
最後の方、縦ロールのお嬢さんの活動をみて
そういえばそんな時期か、と思ってみたり。
結局『妹』の方は紹介されたのでしょうか? -
失礼かもしれないが、マリみて史上久しぶりに面白い話!
レイニーブルー以来じゃないかな。
個人的にこういう親戚関係ごちゃごちゃでたくさん、というのが好きなのかもしれない。
これからどう動くか分からないけれど、もっとこの2人の話が読みたい。
飽きない程度に(笑)
でも、個人的な願望で、スールにはなってほしいような、ほしくないような…。 -
今回は山百合会や、その周りの生徒の話ではなく、
環と百という二人の話。
まさかこの二人が親戚であるとは知らなかったです。
姉妹(スール)になるかなぁとは思っていたのですが
まさか現実に義理の姉妹だったとは!!!
不思議な縁で繋がったんですね。
しかし、母親の再婚かぁ・・・。
猛烈に反対する人もいるらしいけどどうなんだろう><
知人に再婚した人は一人いるけど(しかも21才で!)