紺碧のリアーナ フロレンティアの花嫁 (紺碧のリアーナシリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086014205

作品紹介・あらすじ

10年前、謎の大火事で家族を失ったリアーナ。本当は超名門家の血を引く令嬢なのだが、今は父の友人の援助を受け、過去の出来事や本名を隠して暮らしている。そんなある日、謎の青年に襲われたリアーナを、黒衣の騎士が救う。その事件がきっかけで、リアーナは自分が名門貴族の勢力争いの鍵だと知って…?波乱の中、彼女がたどりついた運命とは…!?花の都が舞台のヒストリカル・ラブロマン。

感想・レビュー・書評

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  • 何者かによって家族を殺されてしまったリアーナは、その後は父の友人の家で育てられ、何不自由なく暮らしていましたが、突然、自分の素性を知る青年レナートに殺されそうになり、そこに別の青年アウレリオが助けに入り、あれよあれよとフィレンツェにつれていかれます。

    メディチとか政治の難しい話とかが出てきますが、意外とすんなり読めました。

    アウレリアの過去とかが気になるなぁって思ったら、最後にリアーナとアウレリオが出会った頃のお話(ペンダントのお話)もあって、嫌な感じはなかったですね。

    次巻も期待です。

  • 本作がデビュー作らしいんですが、陰謀があったりいろんな過去があったりしつつも笑えるシーンもあったりして面白かったです。また続きを出してもらって脇役達のバックグランドをぜひ書いてもらいたい。

  • 面白い。面白い…のだけど。…何故このレーベルで出る事になったんでしょう。コバルトにはふわふわ甘くて軽やかなものを期待してしまうので、わりとガチに政治を絡めてきそうな設定に驚いた。主人公も丁寧に描いてる感じで好印象。これで二巻からドタバタラブコメ展開になったら泣く。

  • 6月新刊、く10-1、269P、540円。
    新作。シリーズ化されるかどうか?
    オビ「私が、名門貴族の勢力争いの鍵!? 花の都のヒストリカル・ラブロマン!」
    ノベル大賞受賞者の文庫デビュー作。
    短編新人賞の受賞作も、ノベル受賞作も個性が際だつ作品だったのに、デビュー作で急に売れ線を意識しすぎた感があります。
    かわいそうに、これまでの選評で「完成度が高い」だの「よく書けている」だの「文章力がある」だの「納得させられる」だのと褒められたことが、この人にとって一番可哀相な結果になってしまったか。
    他の受賞者は「デジャブ感がある」なんてさんざん言われ、それを克服しようと頑張るのに、この人は逆行してるんですよね。
    そう、今作はどこの場面を取ってもデジャブ感がつきまとう。内容が薄くて思いっきり斜め読みしましたが、ひっかかるところは特に無かったですね。
    まあ確かに文章はうまいかもしれない(でもセリフの言い回しは変)し、それなりにお話をまとめてはいると思うけれど、もうとにかく残念。
    このまま個性を生かせずに消えてしまうとしたら勿体ない才能だと思うけど。

  • 2010/06/08:メディチ家時代のフィレンツェを舞台にした陰謀劇ですが、設定を殆ど活かしきれていないのが残念。これなら別にフィレンツェでなくてもいいような。サブタイトルの花嫁も最後まで読んでもいま一つ納得いきませんでした。

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著者プロフィール

東京都出身。東京音楽大学器楽科ピアノ演奏家コース卒業。『始まりの日は空へ落ちる』で集英社ノベル大賞受賞。本書は大英帝国を舞台に若き日の小泉八雲の活躍を描いたホラーミステリー『奇譚蒐集家 小泉八雲 白衣の女』(講談社文庫)の続編にあたる。他の著作に、本シリーズの前日譚「ふりむけばそこにいる」シリーズ(講談社タイガ)、「王女の遺言」「倫敦千夜一夜物語」シリーズ(ともに集英社オレンジ文庫)、「英国マザーグース物語」シリーズ(集英社コバルト文庫)などがある。


「2022年 『奇譚蒐集家 小泉八雲 終わりなき夜に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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