そして花嫁は恋を知る 黄金の都を興す姫 (そして花嫁は恋を知るシリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 91
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086014359

作品紹介・あらすじ

皇女なのに、離宮で暮らすイリアティーヌ。父の後妻である現皇妃が苦手で、宮廷生活から遠ざかっていたのだ。そこへ結婚相手として紹介されたのが、若き将軍シリウスだった。ところが、彼はこの話を断るつもりだという。イリアティーヌの夫になれば、次期皇帝になれるのに。驚いたイリアティーヌだが、実は彼とは九年前に出会っていたことに気がついて…?帝国の歴史を変える、運命の恋。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ9

    奴隷制度がある頃の大国、シリウスと
    皇女イリアティーヌの物語

  • シリーズ9作目。
    レーベル他考えれば、宗教問題の扱いが上手いかな、と。
    悪女皇妃さまがでも、格好良い。

  • 今まで少しだけ語られてきたグラディアス帝のお話です。
    シリーズ通して一番読み応えがあったと思います。
    印象としてはヒーローヒロインの絡みも一番多かったかな?
    テーマ的に重たい話でしたが、随所にラブ要素もあり面白かったです。

  • 「そして花嫁は恋を知る」の中で一番古いお話で、これまでのお話の中で、チラチラ出てきてた「賢帝グラディアス」のお話。シリウス、かっこいいです♪

    ブラーナ帝国って、ローマ帝国だったんだって思うくらい、ローマ帝国を思い浮かべそうなキーワードがいっぱいでした。

    皇女イリアティーヌは継母の皇妃ファウスタと馴染めず、離宮暮らし。父である皇帝からシリウスとの結婚を示唆されたイリアティーヌですが、シリウスからは結婚はしないと言われてしまいます。

    そんなシリウスの事情を知った上でも、どんどんシリウスに惹かれていくイリアティーヌ。シリウスが侍女であるエイレーネに惹かれているように感じ、それにやきもちやいたりもして、なんか切ない感じがします。

    最後には、シリウスがイリアティーヌに結婚を申し込むのですが、シリウスがイリアティーヌに惹かれていたのか経過がちょっと分かりづらかったです。まあ、このシリーズではこんな感じが普通なのかもしれませんけど。。

    奴隷制度や新興宗教の問題も絡んで、結構重いテーマのお話でしたが、最後は無事二人は結婚。彼らの子供たちから「紅の沙漠をわたる姫」のユスティニアとかにつながるんですね。

    このシリーズの元になるので、読んで損はないと思います。

  • シリーズ9冊目。お姫様とか王子様が出てくるけれど、割とシリアスだったり王宮のドロドロとかも書かれてたりして甘すぎないんですが、基本ハッピーエンドなので読後感は良いお話です。

  • そうかあのヒロインたちのご先祖なんだーとドキドキしました。
    悪女な王妃、もう少しぶちかましてもよかったかなと。
    いや、結構楽しみましたけどね(笑)

  • 今までの中で、これが一番古い時代、なのかな?
    どちらかというと中世ヨーロッパ的なイメージがあったんですが、今回は明らかにローマ帝国でした。剣闘士とか出てきちゃうし、名前があからさまにそうだし。
    いつになくボリュームもあって、読み応えがあったかと思います。割と面白いのに、いつもさらりとしている感覚があって、多少物足りない部分もあったりしたんですが、今回は結構重かったかな。まあ、でも、姫様が主役なので、そこまで血なまぐさい話ばかりでも困るんですが。

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著者プロフィール

埼玉県出身、佐賀県在住。「平安あや解き草紙」「なりゆき斎王の入内」シリーズをはじめ、数々の人気シリーズを執筆。その他の作品に『西陣あんてぃく着物取引帖』『お師匠さまは、天神様』『後宮の薬師』『掌侍・大江コウ子の宮中事件簿』などがある。

「2023年 『華は天命を診る 莉国後宮女医伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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