恋のドレスと陽のあたる階段 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー (ヴィクトリアン・ローズ・テーラーシリーズ) (コバルト文庫)
- 集英社 (2011年4月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086015158
作品紹介・あらすじ
クリスとシャーロックが訪れたのは、ランベスのガイアスタイン城。目的は、ハクニール家の嫡男であるシャーロックが両親に初めて恋人クリスを紹介するためだった。城へ向かう馬車の中でも二人は長いキスを交わしてきた。だがクリスには自分がけして歓迎されないことがわかっていた。案の定、クリスを待ち受けていたのは、シャーロックとの身分の違いを思い知らせる厳しい現実だった…。
感想・レビュー・書評
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ストーリーも次の段階に上がり、それぞれの場所で、それぞれの頑張りどころ。
うまくいかない時は、一緒にいられない時には、相手を信頼するしかないだろう。
そばにいない人をどれだけ信頼できるかってことが、ずっと一緒に歩けるかどうかの大きな違いになってくるのだろう。
ジャレットとシャーリーの友情もいい感じ。
シャーリーの母親のソフィアもいい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シャーリーの実家訪問回。アルフもクリスのことは認めてるんだけどね。階級という壁をこの先どうクリアするのか。
「お風呂が嫌い」は笑。 -
色々大変なシャーロックとクリスでしたけど、内部に頼もしい味方もいてちょっと安心。パメラとコーネリア嬢の頼もしさときたら…。リンダとはあれでほんとに決別なんでしょうか。ともかく続きが楽しみなシリーズです。
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とうとうシャーリーの実家を訪れたが、そこでは屋敷にすらいれてもらえず……。クリスの強さがすさまじい!ここまできてもそうなんだ!そしてシャーリーのめたぼろさが(笑)。やっちゃえ〜>妹。後半が楽しみです。
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シャーロックが急ぎすぎなのではないかと思います。
クリスのペースにあわせていたらいつになるか分からなくなりそうだけれど。偏見や悪意などシャーロックだけでは護ることのできないこともあるのだから、味方になってくれている人たちの意見にも耳を傾けて欲しい。
今回母親の「鉄板に謝りなさい」がなぜだかとても気に入ってしまいました。 -
シャーリーがドタバタする巻。アルフ陥落まであと少しか…?個人的にジャレッドが好きなのでちょこちょこ暗躍してくれてて嬉しい。クリス、強くなったねぇぇぇ!お母さん嬉しいよ!
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今回もシャーロックがかわいいです。
ソフィアママ相変わらず無敵。
クリスの急激なレベルアップぶりに感動した。^^
まあもとから口数は多くないし、逆に箱入りかってかんじの悪意のなさなので、発音と姿勢そのほか立ち居振舞いが身につけば、意外といけんのかもしれない。
と思わされた一冊。
犯人探しをするシャーロックをいさめたパパがかっこいい。もっともすぎる。 -
こっちも佳境が近くなっていますね。
いよいよ身分の壁を打ち破ってでもクリスを選ぶと決心したシャーリー。
エマでも同じテーマを扱っていたので、今後の展開は興味を引くところです。
でもまだ闇のドレスが関わってくるのか、と思うと何ともなぁ。
これは最後の最後まで切っても切れない縁になるのでしょう。
下手したら、恋の障害がなくなって、最後の決着がそっちなのか。
しかし思った以上に障害が少ない、というか味方が多い。
いや、ここに来てこれだけ味方がいなければ、二人が結ばれる流れに無理が出るから仕方がないけど、それが今までクリスが人に真摯に関わってきたからだと言われれば、それまでですが。
私としては、フローラの「だいっきらい」が単なる嫉妬であるのかどうかが気になるのですが。
アンディの意見にはなるほど、と思いました。
その可能性は考えなかった。
後、ソフィアさんの株が急上昇です。
何て可愛い人なんだ!!(笑)
このシリーズでイチオシはバメラなのですが、ベスト5には入りそう。
ベスト3は、パメラ・コーネリア・リルです。
勝気ちゃんスキー。
あと、リズが密かにお気に入り。
あの事件の後、彼女たちメイドがクリスに対しでどう変わったのかが、とても興味があります。 -
そうやはり現実は甘くない、という最初の壁にぶち当たる展開です。
が、私が思っているほどガイアスタイン城でのクリスの扱いは悪くなかったです。もっと過酷で苛烈なものを想像していたので。ああ、これは少女小説だったんだっけと思い直して読みました。別にちょろいという意味でなく、仕立て屋のお嬢さんと貴公子という取合せにしては、もっとひどい扱われようだってあるだろうなあと嘆息。私の想像したような侮辱は少女小説では書かれないものなんでしょう。
クリスのきよらかで聡明なところと、シャーリーの本気が未来を開けばいいですね。次巻、早く読みたいです。