恋の記憶は盗まれて! 橘屋本店閻魔帳 (橘屋本店閻魔帳シリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086015424

作品紹介・あらすじ

母は人間だが、亡き父は妖狐。妖怪相手の裏稼業もこなす和風コンビニ橘屋の跡取り娘、美咲に異変が起こった。ある朝、目が覚めると家の中に見知らぬ男がいて、美咲の婿だというのだ。いったいどういうこと!?-どうも美咲の、彼に関する記憶だけが何者かによって奪われたらしい。初めて会ったとしか思えない婿の弘人とふたり、記憶を取り戻すために遠野へ向かった美咲だったが…。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ5作目

  • 11年7月刊
    ノベル受賞作はそんなに面白くなかった記憶があるのですが、同じキャラ、同じ世界観を使って、こんなに面白い小説ができあがるんだな~と感心。妖怪の裏町をとりしまる、和風コンビニ、って設定はユニークでいいもんね。
    あとは、編集さんの力と、作家さん本人の努力なんだろうね。プロってすごいなあ!
    「両思いになった二人のどちらかが記憶喪失になる」のはよくある話なのですが、この二人の場合はどうなるんだ?と読んでいただけたら嬉しいですとの、一言があとがきにっ。確かによくはあるけど、キャラ描写を改めてできたり、また好きになるとか、いいよね。
    宿屋に泊まって、夜緊張!というのが萌えだし、薬問屋のシーンはなかなかお色気がありました。

  • 前巻の最後で、雪女が出て来ましたが、サブタイトルにもあるように、見事に弘人の記憶だけをなくしてしまいました。

    あんまり弘人が取り乱すことはないのですけど、それでも、普段冷静な弘人が、自分を忘れた美咲に拒まれたところとか、なんか切ない感じがしました。

    記憶はなくしても、また恋を始めるのかと、ちょっとずついい雰囲気になっていたのに、そこは、やっぱり美咲が勝手な行動を取って、危機的状況に陥って・・・って感じで話が進みます。なんで、じっとしてないんでしょ。

    でも、まあそのおかげか記憶は戻りましたけど、薬やさんでの弘人、どうせなら、理性をなくした弘人も見てみたかったです(^^ゞ

    事件は解決し、美咲の父の死の真相も明らかになりましたけど、次は、天狐の血脈でもやもやしてる美咲がなんか誤解しそうな展開になりそうな感じがします。弘人が自分を選んだのは、天狐の血脈だったから・・・ってね。次巻も楽しみにしてます。

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