記憶泥棒 きっとあなたを好きになる (記憶泥棒シリーズ) (コバルト文庫)
- 集英社 (2011年12月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086016018
作品紹介・あらすじ
誰からも慕われる王子アドリアンが、魔物に記憶を奪われてしまった。王子の秘密の恋人だったリュドミカは、すべてを忘れてしまった彼に、事実を告げることができない。もともと許されない恋だから-迷いながらも、騎士団の一員でもあるリュドミカは、王子の記憶を取り戻すために魔物を追う。だが上司でもある当の王子は、やる気があるのか微妙な態度で…?身分違いの恋の行方は。
感想・レビュー・書評
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設定はまあまあ面白かったのに
最後のいきなり強引なエンディングには
びっくり!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
事件中心に描かれていて、きちんと纏まっている感じ。
最初から恋愛状態だった事と、記憶を失っている事もあって甘さは控えめ。 -
第1巻を読破。
作者の神埜明美さんはデビュー文庫から買っているのですが、今回はさらにイラストが凪かすみさんで!!
「うおおおー!」と勢いのまま購入しました。
そのわりには積読状態だったのですが……(^-^;)
で、とてもおもしろかったです。
人の記憶を奪う魔物〈マガー〉
しかも一部とかじゃなくて全部持っていっちゃう、とのこと。
さらに一国の王子がその〈マガー〉の餌食になっていて。
うーん……記憶を一切合財奪われるのはなあ。
常識は再度叩き込むことはできても、思い出がなくなるのは、ね。
その〈マガー〉のせいで心を痛めているのは王子――ではなくて、女騎士であるリュドミカで。
実はリュドミカは王子の身分違いの恋人だったのです。
が、周囲には内緒にしていたせいで、誰もそのことを知らなくて。
〈マガー〉が奪った記憶は王子の恋心も奪っていっていて。
秘密だった上に、身分違いということにどこか遠慮してしまって「私が恋人でした」とも言えずに悶々と半年が過ぎて。
王子の記憶を取り戻すために〈マガー〉を追うリュドミカたち。
新たな犠牲者の所へ赴き、〈マガー〉との相対を試みるのでした。
中編2本という構成で、最初は〈マガー〉とはどういうものなのか、どうやって記憶を取り戻すのか、という説明回。
2本目は王宮に渦巻く陰謀と、実はちゃっかり者だった王子、という回。
笑
いや、読んでいて思ったんだけれど、王子ってばなかなかにいい性格しているだろ、と。
リュドミカ、いろいろ散々振り回されそうだなあ。
ラストは本当にもう「やるなあ、王子」、でした。
第2巻も買ってあるので読むぞー。
おもしろかったです(*´▽`)