ひみつの陰陽師 4 よっつ、黄泉姫は愛を願う (ひみつの陰陽師シリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086016582

作品紹介・あらすじ

左大臣の命で、紀伊に妖し退治に行くことになった玲雅と真澄。この旅行を機に真澄との関係を進展させたい玲雅だが、なぜか賀茂家の当主・正直も同行することになり、うまくいかない。到着早々、黄泉童子と呼ばれる強大な妖しに襲撃された一行。だがそのとき、真澄は黄泉童子の傍らに巫女の霊がいることに気づいた。この土地にまつわる、荒ぶる妖しと巫女の悲しい伝説を知った真澄たちは…。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ4巻


    紀伊への旅、お泊まり、温泉
    (*^。^*)
    どきどきキュンキュンするところと、

    陰陽師として活躍するところが
    絶妙に配置されてて、
    大満足の一冊


    ラブラブなシーンも、
    バトルシーンも、
    ほっこりなごみなシーンも
    巻を追うごとにパワーアップしている!

  • 今回は都を離れ紀伊へ妖退治へ。

    生まれて初めての旅に心を踊らせる真澄。その一方で、今度こそ真澄との距離を縮めようと意気込む玲雅だったのだが…。

    自分が女だということは、ばれていないと思い込んでいる真澄に対してどうアプローチしていいのか悩む玲雅がなんだか気の毒で。

    しかし、あんなに鼻息が荒いとお子様の真澄は引くでしょう。

    そんなこんなはあったけれど、さらに二人の関係は進展したようなしなかったようなといったところか?

    河伯の明かす玲雅の素性が謎めいていて気になる。

  • シリーズ4冊目。

    舞台は京の都を離れ、紀の国です。
    日常を離れた旅先で、お風呂でドッキリ、1つ部屋でドキドキ同衾を体験し、真澄と玲雅の焦れったい距離にも変化が見え始めてきます(笑)。

    しかし、今巻はそんないちゃらぶだけではなく、巫女である少女と太古の神との悲恋物語に涙しました。

    爛王の正体も明かされます。
    まさかの伊邪那岐、伊邪那美に関係する神である事に驚きました!
    そして、ラストで爛王が蘇芳に向けた警告の言葉。
    益々、玲雅の出生の秘密が気になってきました!

  • 「さすがは紀伊、都とは規模がちがうな」には真澄と同じく「もういいから(笑)」と内心つっこみました。
    今回の巻も面白かったです。ちょっと都を離れてのお祓いだったのですがいつもの都の宮廷話と雰囲気が違いました。さすがは紀伊……。
    荒ぶる妖、黄泉童子と悲しい巫女の伝説。日本神話をベースにした内容もすごく楽しめました。
    不器用な玲雅がかわいすぎる。

  • 今回は、左大臣の依頼で紀伊へお泊まりですが、真澄への気持ちを自覚した玲雅が、ものすごく真澄に構って独占欲をむき出しにしてて、ニヤニヤしっぱなしです。

    同じ部屋に二人とか、おいしいシチュエーションなのにヘタレ玲雅はそれをいかせず、もったいないですけど、あんなにくっついてて、周りは真澄を女性って気付かないんですかね。ばれなければそれはそれで、男色家って噂されそうなほど、くっついてます。

    玲雅と真澄の仲も気になりますけど、爛王が最後に言った言葉も気になります。玲雅の出生の秘密ですけど、それだと彼はいったいなんでしょうね。
    次巻も楽しみにしてます。

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著者プロフィール

藍川竜樹(あいかわ・たつき)
兵庫県出身。2011年度ロマン大賞を受賞した『ひみつの陰陽師』で作家デビュー。
著書に『龍仁庵のおもてなし 龍神様と捨て猫カフェはじめました』(三交社)、『孤高のぼっち令嬢は初恋王子にふられたい―呪いまみれの契約婚約はじめました―』(一迅社)などがある。

「2021年 『古器旧物保存方つくも神蒐集録 ~わけあって交渉人の助手になりました~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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