ひみつの陰陽師 5 いつつ、色にでにけり我が恋は (ひみつの陰陽師シリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086016810

作品紹介・あらすじ

賀茂本家の伯母に、正直と"真子"の縁談をもちかけられた真澄。とっさに「真子は玲雅と恋仲だ」と嘘をついてしまう。事情を聞いた玲雅も、真澄を結婚させたくない一心で芝居に協力することに。伯母に「陰陽師の実力を示せ」と迫られた玲雅は、真澄邸で術を披露するが、なぜか術が暴走し、玲雅は窮地に立たされる。都に不穏な空気が流れる中、伯母に玲雅の許嫁の存在を知らされた真澄は。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ5冊目。

    真澄と正直の縁談話が出たり玲雅に偽の恋人役を頼んだり都の結界が歪んだりと、恋愛話に陰陽道と盛り沢山の5巻でした!

    サブタイトルが『色にでにけり我が恋は』となかなか艶っぽく読む前から期待していましたが、読後は「人嫌いでヘタレで実は真澄が初恋の玲雅が良く頑張った!」と褒めてあげたくなりました!
    数式にしか興味がなかった玲雅が、真澄への恋心を自覚して歌集を読み始めてる姿に感動!
    真澄との三日夜が実現したら後朝の歌を贈らなければならないのだから、玲雅頑張んなきゃ(笑)!

    京の都を守っていた《封》を解いた事で新たな敵が出現したようです。
    盛り上がりを見せるストーリー展開からして、どうやらラスボス的位置付け?
    玲雅の元許婚の郁子が巻き込まれないかとハラハラしていますが、…巻き込まれて玲雅が窮地に立たされるのが目に見えるようです(苦笑)。

    次巻、6巻からは3ヶ月連続刊行という事で、真澄と玲雅が男女として将来を約束する感動のシーンを早く読みたいです!

  • 色にでにけりわが恋は、のサブタイトル通り!


    ドキドキのラブになる一歩前のシーンもあり、

    かつ、壮大な都の陰謀もあり、
    黒幕もチラッとでてきたり、

    真子姫には縁談の話が来たり、

    正直と、玲雅の、真澄をめぐるプチバトルがあったり


    もうてんこ盛り!


    そして、ラストはまさかの、告白!?

    いやぁ、次巻が、楽しみすぎるw

  • いやあ、玲雅ってこんな人だったっけ?
    どんどん甘々な、恋は盲目っていう感じに突入していくけど大丈夫なのか?
    真澄との関係もとうとう抜き差しならないところまできた感がある。

    神様やら過去の亡霊やらを巻き込んでの二人の大恋愛はどうなるのか。ますます、目が離せない。

  • うーん...さすがに真澄が男の子で通すのは流れ的に厳しくなってきましたね。というか、真澄を目の前にしてあくまでも気付いてないフリで真子(真澄)の取り合いって、複雑すぎて個人的にはあんまりときめかない(笑 傍からみたら真澄の反応は絶対不自然だろうし...。陰陽寮内でも対立しそうな玲雅と正直ですが、そろそろ真澄の秘密を明らかにしてわかりやすく争って欲しいところです。敵の正体もわかったし、次巻から3カ月連続刊行ということなので、恋愛面でも怒涛の展開、になったらいいな。

  • 真澄(真子の方か)に縁談、しかも相手は正直! で、玲雅が偽装の恋人役にお願いするんだけど、彼は彼で実や婚約者がいたことがわかり……プライベートもドタバタでしたが都の結界の歪み編、安定のおもしろさでした。

  • 正直と真子の縁談の話が上がって、それを阻止するため、つい、真子は玲雅と恋仲って嘘をついたところまではよかったんですけど、玲雅には許嫁がいたっていうのが分かって、悶々と悩んでいる真澄が女の子にしか見えなくて、玲雅が男色っていう噂のためにも、そろそろ周りにばれてもいいんじゃないかなぁって思い始めました。
    ちょっと、マンネリ?

    玲雅が実は誰の子かっていうのも気になりますし、敵の正体はちょっと出て来ましたけど、目的がイマイチ分からないのも気になります。

    次巻からは3ヶ月連続刊行ってことなんですけど、そうなると、あと3冊は続くんですよね。玲雅にばれてるってことに、早く気付いて、違う展開に期待してます。

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著者プロフィール

藍川竜樹(あいかわ・たつき)
兵庫県出身。2011年度ロマン大賞を受賞した『ひみつの陰陽師』で作家デビュー。
著書に『龍仁庵のおもてなし 龍神様と捨て猫カフェはじめました』(三交社)、『孤高のぼっち令嬢は初恋王子にふられたい―呪いまみれの契約婚約はじめました―』(一迅社)などがある。

「2021年 『古器旧物保存方つくも神蒐集録 ~わけあって交渉人の助手になりました~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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