ひみつの陰陽師 5 いつつ、色にでにけり我が恋は (ひみつの陰陽師シリーズ) (コバルト文庫)
- 集英社 (2012年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086016810
作品紹介・あらすじ
賀茂本家の伯母に、正直と"真子"の縁談をもちかけられた真澄。とっさに「真子は玲雅と恋仲だ」と嘘をついてしまう。事情を聞いた玲雅も、真澄を結婚させたくない一心で芝居に協力することに。伯母に「陰陽師の実力を示せ」と迫られた玲雅は、真澄邸で術を披露するが、なぜか術が暴走し、玲雅は窮地に立たされる。都に不穏な空気が流れる中、伯母に玲雅の許嫁の存在を知らされた真澄は。
感想・レビュー・書評
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シリーズ5冊目。
真澄と正直の縁談話が出たり玲雅に偽の恋人役を頼んだり都の結界が歪んだりと、恋愛話に陰陽道と盛り沢山の5巻でした!
サブタイトルが『色にでにけり我が恋は』となかなか艶っぽく読む前から期待していましたが、読後は「人嫌いでヘタレで実は真澄が初恋の玲雅が良く頑張った!」と褒めてあげたくなりました!
数式にしか興味がなかった玲雅が、真澄への恋心を自覚して歌集を読み始めてる姿に感動!
真澄との三日夜が実現したら後朝の歌を贈らなければならないのだから、玲雅頑張んなきゃ(笑)!
京の都を守っていた《封》を解いた事で新たな敵が出現したようです。
盛り上がりを見せるストーリー展開からして、どうやらラスボス的位置付け?
玲雅の元許婚の郁子が巻き込まれないかとハラハラしていますが、…巻き込まれて玲雅が窮地に立たされるのが目に見えるようです(苦笑)。
次巻、6巻からは3ヶ月連続刊行という事で、真澄と玲雅が男女として将来を約束する感動のシーンを早く読みたいです!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いやあ、玲雅ってこんな人だったっけ?
どんどん甘々な、恋は盲目っていう感じに突入していくけど大丈夫なのか?
真澄との関係もとうとう抜き差しならないところまできた感がある。
神様やら過去の亡霊やらを巻き込んでの二人の大恋愛はどうなるのか。ますます、目が離せない。 -
真澄(真子の方か)に縁談、しかも相手は正直! で、玲雅が偽装の恋人役にお願いするんだけど、彼は彼で実や婚約者がいたことがわかり……プライベートもドタバタでしたが都の結界の歪み編、安定のおもしろさでした。