うさぎ姫の薬箱 おそろしや最凶巫医のお出ましだ (うさぎ姫の薬箱シリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 49
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086017565

作品紹介・あらすじ

生まれつきの霊力と医学の知識を見こまれ、呪禁巫医となった咲良。診療所の「玉兎堂」で、相棒の火夏と妖たちの診察にあたる毎日。ある日、ひとりの少女が「呪禁巫医の座を譲ってよ」と言い出して!?

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ2巻目。

    相棒・火夏と共に呪禁巫医として妖と関わる仕事に毎日取り組む咲良。その仕事に生きがいを感じ、毎日が充実して楽しくて仕方がない。けれど、そんな咲良の前に突然現れたライバル!?花崗(みかげ)と名乗る美少女は咲良に「呪禁巫医の座を譲ってほしい」と言い出して・・・。

    今回は3つの短編が収録。
    「毒紅の美姫」
    身内に虐げられる小夜姫と蛭の妖の話。1巻で咲良のことが気になり始めた火夏が積極的に行動しつつ、でもそれがあまり咲良には伝わっていないという(笑)手を繋ぐ行為がえらい初々しくて甘酸っぱい。まさに初恋という感じ。小夜と蛭の妖の関係も良かった。小夜の身内はどうしようもないなと思った(笑)引くわww

    「光さす少女」
    突然視力を失った姫君と花が好きな鬼の話。咲良と火夏はあまり出てこない。双子が活躍。鬼は今まで登場した妖とは違い可愛い系男子(笑)なので、切なさよりも純愛という感じ。ピュア。真面目。姫君と鬼の関係が微笑ましい。しかし、両親はちょっと娘に甘すぎではないだろうかww咲良が火夏に柑子を「あ~ん」て食べさすシーンはキュンとしました。

    「睡れる君」
    ねむれる君とは火夏であり、花崗なのかな?最後の話は花崗の話。かつての妻を甦らせようと禁忌の術を行う花崗。けれど現れたのは愛しい妻などではなかった。つらく、そしてグロかった(苦笑)描写が気持ち悪いなぁ~と思いながら読んだ。ラストで花崗に救いがあったので、これからも登場して火夏にちょっかいをかければいいと思うよ(笑)しかし、登場した時はまさか男だとは思わなかったwwあ、この話で咲良が火夏の実家に初訪問してます。姉とご両親と対面。麻保良の性格面白い。眠っている火夏がどんな夢を見ていたのか気になる。きっと咲良の夢だろうけれど(笑)

    火夏ははっきりと咲良への想いを自覚しましたね。面白くなってきました。でも、まだまだピュアですね(笑)くっつきそうでくっつかない微妙なラインがドキドキするというけれど、もう少し火夏の気持ちが咲良へ伝わるといいですね(笑)2人の今後が気になります。

  • このシリーズは主役2人の焦れったい恋模様を楽しみながら、妖と人間の恋愛を楽しめるのが良いです。
    登場する男女は異種族間恋愛なのに、結末がハッピーエンドなのも好感が持てます!
    今巻では、呪いの影響で目が見えない姫君と鬼とのお話が純愛で素敵でした。
    咲良の鼻炎の原因が妖らしい父親と関係しているのではないかと深読みしています。
    どうやら残念ながら次巻で最終巻のようですが、3巻も楽しみです!

  • 2巻目。初恋の甘酸っぱさが漂ってます(^.^)
    このシリーズは、妖と人間の恋に絡む事件を都度解決するって感じの短編になってますが、今回は3つの恋のお話です。

    咲良を意識し出した火夏と、火夏への恋心がちょっとずつ出てきたけど、身分違いにそれを否定してる咲良。そんな二人の前に花崗登場です。最初は完全に咲良をヤキモチ焼かせるために出てきたのかと思ったのですが、彼女が彼だと分かると、逆だったんですねって感じです。ちらちら火夏がヤキモチ焼いてるのが、なんともいえないです。

    花崗は、彼自身が全体を通しての悪役なんですけど、最後の三話目になると、そういうことがあったなら妖を憎むのも分かるかなぁって。ただ、その手段は幸せになろうとしている妖と人間の恋を断ち切ろうとするようになってて、完全に間違ってますけどね。

    花崗が妻への気持ちに一区切り付けたんで、これからは、火夏の咲良への恋心を知った上でのからかいにみがきがかかりそうで、そこはちょっと楽しみかなぁ。わざと咲良にベタベタして、火夏の態度を伺いそうです(^^ゞ

    次巻も楽しみなシリーズです。

  • 再読です.
    たまに、落ち込んだ時は
    長尾ワールドを読みたくなります.

  • インスピレーションで書いていることがわかった
    それをわかりながら読むのがいいかもね
    鬼が一番好きだなあー

  • 3話の小話を解決しながらの構成。火夏のやきもちがかなり可愛いいながらも、男女の愛憎も事件に盛り込まれメリハリのあるティーンズ文庫らしい楽しさのあるお話となっております。

    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3494.html

  • シリーズ2作目

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