失恋姫の花嫁計画!! 甘い毒薬の作り方 (コバルト文庫 は 6-11)

  • 集英社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086018029

作品紹介・あらすじ

恋心が常時暴走気味のヴォーツェン帝国皇妹エルレンシアは、今宵もディートリヒに49回目の告白!!→そして敢えなく(即)撃沈。めげない失恋姫の次なる策は、男装して想い人の城へ潜入することで!?

感想・レビュー・書評

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  • 「禁断の花嫁」シリーズでした。
    身分差恋、敵対関係の家同士の恋(ロミジュリ)、BL(主人公が男装)恋?といった恋模様です。
    みなさん美男美女で惹かれあい、美しいまでの大団円となります。ただ、1冊で読み切りとなってしまうので、”禁断”といいつつも恋の障害はあっさり取り除かれてしまいます。禁断部分を広げる話が好きな方はちょっと肩透かしかもしれません。
    でも、恋が実る過程は丁寧なので、あんまり気にならないんですよね。そのバランス感覚がすごいなとはるおかりのさんの本を読んでいつも思います。

  • 好きな人にひたすらに告白し続ける事48回。
    そして49回目も振られ、別のアプローチを思い付く。

    思考回路がかなり幸せさんです。
    周囲にいたら、痛い…と空を仰いでしまうでしょうが
    見ている分にはポジティブだな、とw
    ここまでなりふり構わず突き進むのは
    いっそ素晴らしい感情です。
    呆れを通り越して、拍手を送りたい!

    変態と相手にうっかり言われてしまうほど
    なりふり構わない様も面白いですが
    本体よりも想像の中を泳いでいるのも面白い。
    しかもそこにふけりすぎて、本物だと言うのに
    愉快なほど偽物扱いしてますし…。
    そこまで精巧に妄想しているのかと思うと
    すごいとしか言いようがないですがw
    むしろ、何をしても疑われている相手が面白い??

    後ろには2編の短編と、前で婚約する事になった
    本好き2人の短編が入ってますので、前の巻を
    読んでない人は、後の方がよろしいかと。

  • 男装女子ものです。
    禁断の〜シリーズな割には、禁断な部分はあまりなかったが、ほのぼのとしたトキメキ痒い作品で、これはこれでとても楽しかった。
    シリーズと銘打ってますが、話やキャラが かぶるわけではないので、単品で楽しめます。
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3758.html

  • 「禁断の花嫁」シリーズの最後ということなんですけど、あんまり「禁断」っていう感じがしなくて、完全にコメディでした。

    求婚しては冷たくふられる皇妹のエルレンシアは、外見はけっこうかわいいのに、完全なるストーカーです。愛するディートリヒの持ち物は勝手にコレクションしてるし、盗聴してるし、こんな彼女に惚れたディートリヒって、ある意味スゴイかも。

    盗聴のお花はちょっと試してみたいって思いましたけど・・・。

    本編がちょっと短くて、番外編が2つと全然別の短編が1つ入ってますが、どれもちょっと微妙。

    はるおかりのさんの作品、最初の方がよかったって思うのだけど、ネタ切れなのかなぁ。

  • 猪突猛進、失恋しても全くめげずに愛を囁き、若干ストーカーなんじゃないの?と思うぐらいの前向きすぎる主人公と、初恋でひどい痛手を食らい女性不信に陥った薬術師の青年がそんな彼女を拒みつつも、彼女の勢いに押され、いつの間にか彼女に恋をしていた話(笑)
    いつもよりコメディ要素が強い作品でしたww
    何度もフラれようと前向きに好きな人に向かって突進していく主人公エルレンシア。皇女様なのに色々凄い(笑)あと今回は相手役が薬術師ということで錬金術チックな内容がいっぱい出てきました。ま、そこらへんは結構スルーして読みましたがwディートリヒよりも彼の友人の医者の方がすごい性格してんな~って思いました(笑)
    番外編は3本。表題作のその後の話と変人外科医と侍女の話。最後の1本は前作にも出てきた2人の話。古書好きなあの2人。
    「禁断の花嫁」シリーズはこれにて完結らしいです。シリーズ最後の話が一番禁断っぽくなかったような(笑)次はどんな話なんでしょうね~。楽しみにしておこう。

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