- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086018692
作品紹介・あらすじ
裕福な名門家の子息・キリルに見初められ、誰もが羨む結婚を控えるアンナ。だが、アンナは密かにキリルの弟、エドゥアルドとの密会を重ねていて……!? “全員が嘘をついている"戦慄と禁断のラブストーリー!
感想・レビュー・書評
-
短編2つと中編1つ。
短編2つは短編のせいか「色々ギュウギュウ詰め」という感じで、もう少し書いて欲しかった。
「夏の夜の夢」がすごく好み。時系列がややこしくなりそうだが、はっきり頭の中で列にしなくてもヒロインとヒーローの繋がりにハッとする。
3本とも楽しくなる話ではないが、ある意味コバルトらしいというか、少女小説している。
完全な幸せじゃないけど、皆部分部分は幸せだったよ、みたいな…?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
コバルト掲載作品の短編2本と、書きおろしの中編一作。
物語どうしにつながりはないので、合間に手に取りやすい作品ですが、ハッピーエンドで終わるような物語はなく、どの作品も鬱々としているのでご注意。
とくにラストの物語は、幸せになれずに終わった4人の恋人達について、読後に尾を引いて考えてしまう作品。
アンニュイな気分に浸りたいときにオススメの良作。
あらすじは下記
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4701.html -
3つの話が入った短編集。どれもハッピーエンドではないな〜(笑)コバルトっぽくない話ばかりだったけど、個人的には面白かった。いつも読んでるやつと違ってて。大人向けの話だな。イラストレーターさんが豪華。3つとも別々の絵師さんが描かれてます。
妖精の庭と夏の夜の夢にはまだ救いがあるような、ないような感じですが、嘘つきたちの輪舞はあ〜……って感じで後味がよくないです。でも面白かったです。ミステリー要素もあり、後半にいくにつれて謎が明かされていきます。ほんと嘘つきばかり!(笑)でも激しくて切ない愛ばかり。
夏の夜の夢はタイムリープものでSF要素が含まれてたので頭の中でなかなか物語が一致せず、読んだ所を行ったり戻ったりしながら読んだ。これも結構好きな話でした。小説読みながら久しぶりに頭使った(笑) -
短編集。
これ、ほんとにコバルト…?と思うくらい、どれも薄暗い。おもしろかったけど、後味はあんまりよくなかったです。しょせん、ハッピーエンド好き。