嘘つきたちの輪舞 (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 44
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086018692

作品紹介・あらすじ

裕福な名門家の子息・キリルに見初められ、誰もが羨む結婚を控えるアンナ。だが、アンナは密かにキリルの弟、エドゥアルドとの密会を重ねていて……!? “全員が嘘をついている"戦慄と禁断のラブストーリー!

感想・レビュー・書評

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  •  短編2つと中編1つ。
     短編2つは短編のせいか「色々ギュウギュウ詰め」という感じで、もう少し書いて欲しかった。
     「夏の夜の夢」がすごく好み。時系列がややこしくなりそうだが、はっきり頭の中で列にしなくてもヒロインとヒーローの繋がりにハッとする。
     3本とも楽しくなる話ではないが、ある意味コバルトらしいというか、少女小説している。
     完全な幸せじゃないけど、皆部分部分は幸せだったよ、みたいな…?

  • コバルト掲載作品の短編2本と、書きおろしの中編一作。
    物語どうしにつながりはないので、合間に手に取りやすい作品ですが、ハッピーエンドで終わるような物語はなく、どの作品も鬱々としているのでご注意。
    とくにラストの物語は、幸せになれずに終わった4人の恋人達について、読後に尾を引いて考えてしまう作品。
    アンニュイな気分に浸りたいときにオススメの良作。
    あらすじは下記
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4701.html

  • 3つの話が入った短編集。どれもハッピーエンドではないな〜(笑)コバルトっぽくない話ばかりだったけど、個人的には面白かった。いつも読んでるやつと違ってて。大人向けの話だな。イラストレーターさんが豪華。3つとも別々の絵師さんが描かれてます。
    妖精の庭と夏の夜の夢にはまだ救いがあるような、ないような感じですが、嘘つきたちの輪舞はあ〜……って感じで後味がよくないです。でも面白かったです。ミステリー要素もあり、後半にいくにつれて謎が明かされていきます。ほんと嘘つきばかり!(笑)でも激しくて切ない愛ばかり。
    夏の夜の夢はタイムリープものでSF要素が含まれてたので頭の中でなかなか物語が一致せず、読んだ所を行ったり戻ったりしながら読んだ。これも結構好きな話でした。小説読みながら久しぶりに頭使った(笑)

  • 後味悪ううううう!!!

    「大帝の恋人」「皇女アナスタシア」がハッピーエンド(寄り)だったから油断していた……。
    コバ短受賞作で初めて作品を読ませていただいた時の、後味の悪さが蘇ってきたでござる。
    こ……これぞ、本領発揮……。
    この人が本当に好きなのはこっちなんだろうなあ、と何となく察しはついてたんだけど、ラストで真相が明らかになってスッキリするどころか、主人公の状態が更に悪くなるという予想の斜め上を行く展開(涎
    たまらん。

    同時収録の短編2本もアンハッピーエンド。
    暗くて良いです。すごく良い。(褒めてます

  • 短編集。
    これ、ほんとにコバルト…?と思うくらい、どれも薄暗い。おもしろかったけど、後味はあんまりよくなかったです。しょせん、ハッピーエンド好き。

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