- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086080149
作品紹介・あらすじ
人へと姿を変えられる犬─花犬と、花犬を生涯の友として、狩りを行う花操師。17歳の少女コトナは花操師見習いで、相棒の花犬セキとは反目しつつ惹かれ合う。だが、凶悪な花犬が出没する事件が相次ぎ──!?
感想・レビュー・書評
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すごく丁寧に設定が練られていて好印象。良質なファンタジーになってます。
ただ花犬ということでどうしてもベースが犬なので、恋愛ものとしては弱い。
この路線を保ちたいなら事件の部分等、他の要素が複雑になっていると一つの物語として充実した内容になったのかなと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
表紙買い。コバルトにしては恋愛色ゼロのファンタジー作品でした。友情?相棒?家族?といった正しいかな。設定がとても素敵で最後はじんときた。
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狼の姿の人間の姿にもなれる「花犬」とともに生きるニンゲンの種族の少女が、相棒の死からどうするか、というお話。いきなり死んでいるところから始まるけれど、そういうことも人生にはあるよな……と思いました。新人さんだけどベテランのような風格だ……内容も面白く、しっとりしていて楽しく読めました。ぜひとも続刊を!
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久しぶりにコバルトのファンタジーらしいファンタジーを読んだなぁ〜と感じさせてくれる本です。
2014年ロマン大賞最終候補作を改稿してのデビュー作です。
ロマンであって、ロマンスではありません。犬が人型になったりもしますが、花操師になりたいヒロインが、花犬と信頼関係を築くまでの物語なので、恋とはちょっと違います。でも、ワンコ萌えはできます。
犬とコトナの会話にほっこりしながらも、すれ違いが切なくてシリアス。丁寧な描写や、メリハリの効いたストーリー展開で、好感でした。
二人の成長はまだまだながら、この巻だけでスッキリとまとまっています。
あらすじなど下記
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-5351.html