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- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086117371
感想・レビュー・書評
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修学旅行先の岡山でノリミとそっくりな少女、雅と出会ったリョウ。偶然にもリョウの同級生・沢井やノリミの親友・幹世とペンフレンドだった彼女はある目的の為上京するのだが、沢井が何者かに襲われ怪我を負ってしまう。麦倉先生へのちょっとした嫉妬からリョウと探偵することになったノリミ。二人は雅が何らかの事情から代々木周辺の高校生と文通したがっていたことを知ったが、幹世まで襲われてしまい…!? いつもと違う視点で展開する、ちょっと毛色の違う星座シリーズ第九弾。
リョウ視点なのだけどそもそもリョウがあんま好きじゃないキャラなので読むのがつらかったり。普通に法律違反と言うか、今だったらあっこれ出版無理だな~とドン引きしたところがあって(未成年なのに飲酒、そのあとバイク乗って飲酒運転じゃん!!)やっぱ肩持てないわー。でも読者としては麦倉先生とノリミの秘密を知っている側なので別視点からというのは単純に面白かったし、ノリミがちょっとした嫉妬からリョウと探偵やるっていうのは可愛らしくてもえもえしました。
内容はビターというか、ノリミと麦倉先生もリアルにそうなったらヤバいなーという事件がきっかけになっていたり…この二人は大丈夫だろうけど、最後の締めが意外とあっさりしていたのでもっと悩む麦倉とかも読んでみたかったかも。そういえば幹世が怪我をしたところとして茗荷谷が出てくるんだけど馬琴さまのお墓参りで二回ほど行ったことがあるので、あああの道のこといってるんだなー二十年前もあんまり変わってなかったんだなーとなんか不思議で面白かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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