薔薇の埋葬: 有閑探偵コラリーとフェリックスの冒険 (コバルト文庫 た 14-6)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086143806

感想・レビュー・書評

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  • テンポが良くておもしろかった。コミカルなかんじでさくさく進むので、ライトなミステリーものかと思ったらしっかりダークな要素が出てきてお話をひきしてめくれるのもいい。
    っていうかフェリックスのキャラが好き〜〜!!歯に衣着せないストレートな言葉はデリカシーも気づかいも一切ないが、ものの本質をすぐに見極めることができるその頭の良さ。取り繕うことないその横柄とも見れる態度。好きです。
    あと作中にある「コレット」って演劇ではわたしもグレッグ男爵がいちばん好きだしコレットの判断も仕方のないものとしか思えんかった。
    というかコレットもそうだけれどリアーヌが抱えていたであろう葛藤も個人的に興味持っている事柄だからもうちょっと深掘りしたのを見てみたかったり。お金があるのとないのとでは圧倒的な差があり、貧乏っていうのがどれだけひとを惨めにさせるか分かるひとには分かるはず。

    だからコラリーが本当に苦手なタイプで無理だった〜笑
    コラリーって無意識に、というかお節介でひとを傷つけるタイプじゃない?「地獄への道は善意で舗装されてる」って言葉を地でいくかんじ。
    これ中高生のときに読んでいたらコラリーの性格もいまほどキツくかんじなかったのかな…とにかく甘ったれで思いこみが激しく他者に理想を押し付けるコラリーがガチで無理だったわ。

  • コラフェリ!コラフェリ!

    図書館で借りて読んでましたー!
    でも、地元になく、隣町から貸し出していただいたりでなんとか初期の作品は読むことが出来ましたー!
    たしか、読むキッカケは挿絵の四位広猫だったから。
    という単純なものですね。

    フェリクスの性格も好きだったなー

  • 大好きです!
    このシリーズに巡り会ったのが遅かったからか、シリーズ最初の本たち(まだコラリーとフェリックスが結婚のけの字もない時代)は見つけるのに一苦労なんですが、その甲斐はあるんじゃないかと。
    コラリーの派手にうるさく表裏のない感じも、少しだけどきどきさせつつ、コバルト道を踏み外さないストーリーラインもさることながら、このシリーズの一番の見せ場?は何といってもフェリックスでしょう。
    彼の毒舌が絶妙すぎる。何度も吹き出しました。思い出してもくすくす出来ます。それでいてコラリー一筋なんだから可愛い。

  • クールな美形で天才肌は珍しくないけど、こんなに口がゆるい人は珍しいと思うの。フェリックス。

  • 最近、また読み直しました。
    大好きなシリーズです。

  • 1つ前で紹介した本と同じ世界の話。(100年くらい後の話)
    二人の子孫とかも出てきますが、それ以外はまったく違うお話。
    おてんばな主人公がいろいろな事件に首をつっこみ、顔はいいけど思ったことはすぐに口に出す世渡りの下手?な幼馴染の男の子が事件に巻き込まれていくような話。
    探偵とか冒険とかの話が好きなので試しに買ってみた作品。
    イラストレイターさんの四位さんも当時スキだったのもあります。
    このシリーズは18冊ほど出ていて別シリーズも出ています。
    やはりこれも10年以上前なのでなかなか手に入らないかもしれませんね。

  • 有閑探偵コラリーとフェリックスの冒険を『薔薇の埋葬』『お城には罠がある』『カブラルの呪われた秘宝』『王国、売ります!』まで一気読み。

     この前に読んだ仙女見習いの子の話とディディウスの話が、思ったよりロマンスしてなかったので、もっとロマンスとりあえずロマンスというコンセプトで選んだ本、第一弾。

     気が強くてお人好しのコラリーと、無愛想で正直すぎるフェリックスのお話。
     フェリックスはコラリーにべた惚れなんだけど、彼は社交辞令がまったく理解できないタチなので、コラリーを褒めるときも「怒鳴り声がホエザルみたいでかわいい」とか「学習能力のない霊長類」とか言ったりして、いつもコラリーを怒らせています。コラリーの方は、フェリックスが頼りになることはわかっているし、幼なじみなだけに昔から無意識に頼っているんだけれども、フェリックスがそんな調子なので、とても恋の相手としては意識できないという感じ。
     ストーリーはワンパターンで、コラリーが持ち前の好奇心と人の良さで色んな事件に首を突っ込んで、フェリックスがそのフォローに奔走するという話。でもこのケンカップルが非常に可愛いので、かなり気に入りました。舞台も近世から近代のヨーロッパ風で、馬車とかお城とか社交界のパーティーとか、私のツボを刺激するのもよかった。巻が進むごとに、コラリーがちょっとずつフェリックスを意識していくのも、お約束ですけどでもいいのです。こういうのが読みたかったんだから。
     この先二人は婚約して、二人のハネムーンが舞台のシリーズもあるそうなので、しばらくはこれでにやにやできそうです。
     ただ、コラリーがちょっとお馬鹿すぎて、『王国、売ります!』でちょっと呆れた私が、ハネムーンまでたどり着けるかどうかは不確定。

  • シリーズ1作目

  • 久しぶりに図書館で借りて読んだ。
    印象変わらず。
    馬鹿みたいに読み漁った小学生時代を思い出す。

    • 里胡さん
      久しぶりに図書館で借りて読んだ。
      印象変わらず。
      久しぶりに図書館で借りて読んだ。
      印象変わらず。
      2008/05/11
  • フェリックスの発言がいつもおもしろい。ついつい吹き出しちゃうようなコメディラブファンタジーの第一巻☆

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