神々の山嶺 文庫版 コミック 全5巻完結セット (集英社文庫―コミック版)
- 集英社 (2012年2月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本
- / ISBN・EAN: 9784086179492
感想・レビュー・書評
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舞台はエベレスト。自らも山に登りながら極限状態を写真に収める登山写真家である主人公が、天才的な才能を持ちながらも日本登山界のアウトローである男と出会い、エベレスト登山に巻き込まれていく、というストーリー。
夢枕獏の原作によるマンガ作品であるが、一部のストーリーは原作とは異なる谷口ジローオリジナルということもあるのか、強烈な筆力を感じさせる。エベレストという世界を描く以上、そこには当然、自然の猛威の前で死ぬことになる登山家などの姿も描かれるし、心身ともに極限状態を迎える中でどうサバイブするのか、という姿も恐ろしいほどリアルに感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
雪がよく降るので勇気をもらうために読みました。蜂蜜たっぷりの紅茶ね!
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巓
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登山家…ってどういうものなんだろう、という興味がきっかけで読んだ。
命懸けの凄まじい世界、そんな思いしてまでなぜ…とはやはり思うけれど、虜になってしまうものなんだろうな、、。
物語としてはとても面白く、エベレスト登頂史の謎に迫りながら、山男たちそれぞれの生きざまを見せ、登山の過酷さも疑似体験…は言い過ぎにしてもじゅうぶん思い描くことができた。
特に終盤のクライマックスふたやま、終結のさせかたは、気持ちよかった。 -
おもしろくて、どんどん読んでしまう。実在の森田と長谷川をモデルにしているのだと思う。長谷川のグランドジョラスは有名だった。そういった記憶とダブって、なんと迫力もある。
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とてもドキドキしました。
羽生の姿を追っていく展開に、次つぎとページが進んでいってしまう、そんな気持ちになります。
クライマーの気持ちを疑似体験できます。
それくらい表現方法や展開、登場人物たちの描写が迫真に迫ってくるのです。
谷口ジローさんの絵がまたとても素晴らしいです。
一つのドラマとして完成しており、私は5の評価としました。 -
すごいマンガだった。
「山」というものを見つめさせてくれる。
画風は何となく、昔の迫力のある感じ。
でも、それがいい。
「誰もいったことがない」というものに憧れをもつ気持ちが、少し分かった。「ただなぞってるだけ」という言葉が思い。 -
凄まじいマンガ。
ひりつくような緊迫感に、心臓の鼓動も速くなり
作中の世界に意識を持って行かれた。
謎に迫るスリルや人間描写も手抜きがなく、
さらに圧倒的な極限状態の描写。
「おもしろかった」と軽く言ってしまって
よいのかもわからない。
ただただ大傑作! -
山は想像を絶する厳しさ険しさ。命をかけて山に挑む男たち。漫画だけど映画を見ているよう。