幽★遊★白書 3 (集英社文庫(コミック版))

著者 : 冨樫義博

• 集英社 (2011年1月18日発売)

感想・レビュー・書評

[小鳥遊ひよのさんの感想 · 2022年2月1日]

幻海の奥義継承をかけて妖怪・乱童と戦う幽助。残酷に相手を弄ぶ乱童との勝負の行方は？！さらに、人間界を手に入れようと妖魔街の四聖獣が動き出した！幽助は強力な仲間たちとともに本拠地へと突入する！

乱童の邪悪な本性。危機に陥った幽助を、今度は桑原の思念が助けるのが熱い。拾った偶然を今度は必然に変えて攻める幽助の工夫が光るバトル。
そして始まる四聖獣との戦い！桑原、飛影、蔵馬の活躍もガッツリ楽しめる構成。裏切りの門の話が好き。当時はツンデレという言葉を知らなかったなあ。

蔵馬、飛影の強さよ！幽助は飛影に勝てたのもよかったけど、蔵馬と敵対してなくてよかったなと思わされる(笑) 桑原の霊剣がアイデア一つで戦況を変えていくのも面白い。ラストの朱雀戦は操られた人間に追われる螢子と、幽助とのバトルがリンクしていて白熱。朱雀の必殺技がカッコいいんだよね。朱雀はこれから戦う妖怪たちに比べれば弱いんだろうけど、暗黒妖籠陣を使った攻撃力と回復力は極めたらかなり強力になりそう。