テイルズ オブ ファンタジア(下) なりきりダンジョン (テイルズ オブ ファンタジア/なりきりダンジョンシリーズ) (スーパーダッシュ文庫)
- 集英社 (2001年1月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086300223
作品紹介・あらすじ
前世の罪のために、本当の感情を封じられている双子のディオとメルは、謎の精霊ノルンの導きで再び過去へと旅立った。そこで、時空の六勇者の一人、チェスター・バークライトと出会う。彼は、様々な事情で親を失くした子供たちと暮らしていた。伝説とは違う、やさしい素顔に驚かされる二人。英雄の中の英雄クレス・アルベインと、聖女ミント・アドネードとも感激の対面を果たした二人は、次々と試練を乗り越えて、心を解放させていく。そんなディオとメルの行く手に、衝撃の事実が待っていた…。
感想・レビュー・書評
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「この世に悪があるとすれば、それは人の心だ」というテイルズ オブ ファンタジアを起動した直後に出てくるこの言葉が身にしみる、続編として考えうる限り最高の結末。前作を120%補完しきった作品といえる。いやーお見事。「なりきりダンジョン」のゲーム版は未プレイなのでそれとの違いはわからないが、前作「テイルズ オブ ファンタジア」をプレイ済みの人は是非読んでほしい。クレスたちのその後や、ダオスの物語における決着、主人公たち自身が抱える謎明かしなど、読みどころがたんまり。「ファンタジア」って、タイムトラベルものとしてよくできたストーリーだったなぁと改めて感心した。
“なりきり”による『<本来の自分>と<なりきっている自分>』には心理学なテーマが潜んでおり、主人公たちの謎には人間の心に潜む善と悪という哲学的なテーマがあるなど、色々と深いものを感じさせた。
「なりきりダンジョン」のWikipediaには完全にネタバレが書いてあるので、未読もしくは未プレイの人は読まないこと!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
チェスターがどえらいかっこいいです。おまけタイトルといえど、本編以上に出来栄えがいいです!
結末に涙!