迷い猫オーバーラン! 3 …拾う? (スーパーダッシュ文庫)

著者 :
  • 集英社
3.58
  • (11)
  • (21)
  • (29)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 373
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086304719

作品紹介・あらすじ

夏祭りで宣伝とパティシエールである希のおかげで『ストレイキャッツ』は立ち直りつつあった。千世も初めてのバイトに慣れないながらも頑張っている。だが好事魔多し、梅ノ森学園の体育祭を舞台に、ブルマ派の千世とスパッツ派の文乃が対立し、学園全体を巻き込む騒動に発展する。さらに、迷い猫同好会の活動が原因で希が元々いた施設に彼女の所在がばれてしまい、家族の関係に危機が訪れる?恋の二人三脚で巧と共に走るのはどの迷い猫なのか!?恋と友情の学園ハイテンションラブコメ第三幕開演。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • フォウムラサメか…。
    鈍さ、鈍感さは魅力なんだろうか。
    しかし無神経ともとれる。

    このテンションについていけないと、この作品はとっても辛いかもしれないなあ…。

  •  コメディ増量という著者の述懐は嘘ではない。
     ブルマ派対スパッツ派の対決。個人的には、どちらも美尻・美脚が堪能出来て素敵だと思うし、かようなフェチのない私にはどうでもよいような論陣であるが、これが張られる辺りは苦笑してしまった。

     逆に、家族との距離感に懊悩するという特徴が薄れ、コメディよりの普通のラブコメになってしまったのは、いかがなものかなという感じ。

  • 「感動」のベクトルと「バカ」の両方のベクトルで、だんだんクオリティが上がってきているような気がします。

    女子生徒の体操着をブルマにするかスパッツにするかで、学園中を巻き込んだ大騒動になります。この「バカ」の方向への振り切れっぷりが気持ちいいです。とくに家康がいい仕事をしています。

    そんな中で、仲間とともにいるための場所を守るために、希が孤軍奮闘します。個人的には、この場面が本巻のヤマ場だと感じました。その裏で希の過去が明らかになるストーリーが展開されるのですが、こちらはわりとあっさり片づけられていて、重苦しくなりすぎていないのも好印象です。

  • バカ(ほめ言葉)。
    でもこれ以上やってしまうと、というところ。
    まあ歌を織り込んだあたりやりすぎな印象もあるが。

    四摩子がわりとあっさり退いたのもよかった。

  • 希の過去がメインの話。
    作者さんが作る、この世界の「日常的なおもしろさ」「非日常的なおもしろさ」「日常ではなかなか気づけない絆」がわたしは好きです。笑い話も感動できる話も、上手く混ぜ込んでまとめあげているなあ、と思います。(プロの作家さんだから当たり前かもしれませんがwww)

    それにしても千世さんは相変わらず横暴ですね。

  • 今回は希メインのお話。「家族」について考えさせられた1冊でもあります。

    1巻でストレイキャッツに拾われてきた迷い猫・霧谷希。
    実のところ、彼女の過去は先の2冊では不明のままでした。
    今回はその辺りも判明するだけでなく、希が文乃と千世に爆弾を投下する、ひとつのターニングポイントともいえる。

    折りしも梅ノ森学園は体育祭を迎える時期。
    が、どこをどうトチ狂ったか、巧を巡る二人三脚が、あっと言う間に千世率いるブルマ派と、文乃率いるスパッツ派に分かれての学園騒動に発展。なんともノリの良い学園です♪

    流されまくりの巧はともかく、どちらかに決められないのが、もう一人。霧谷希だった。
    事は彼女の過去、家出をしてきたことにも起因するが・・・



    ところで、希が踊っている動画。ニコニコのどこにいけば観れますかね?

  • もっかい希の話。うやむやにされていた、彼女の出自や、彼女が暮らしてきていた場所、本当の保護者などなどが明らかにされ、希に選択を迫るお話。

全9件中 1 - 9件を表示

松智洋の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×