がく×ぶる 3 (がく×ぶるシリーズ) (スーパーダッシュ文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 60
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086304979

作品紹介・あらすじ

女性アレルギーが再発してしまった美千緒であったが、軽音楽部と野球部に入部を果たす。また、自宅では夙川可夢偉が、美千緒のトラウマの根源を探るために御影家の末妹として共同生活を始める。これは、御影家の母・真理亜と可夢偉の姉・沙耶が下した苦渋の決断であった。原因は解明されるのか!?この思いは誰にも邪魔はさせない、ド直球ハイスピード・ラブコメ第3弾。

感想・レビュー・書評

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  • 家族萌えでイチャコラしているだけの、ドのつく変態ラノベでしたが、今巻では一気にシリアス寄りに振り向けてきました。ただし、急ハンドルすぎてスピンしてしまった感もあるのですが。

    美千緒たちの母・真理亜が、可夢偉を御影家にホーム・ステイさせると言い出します。いきなり美千緒と一つ屋根の下で暮らすことになり、すっかり舞い上がってしまう可夢偉でしたが、そんな彼女を見かねて、ナガレは服用した人に気が大きくなる効果をもたらすという薬・強心丸を手渡します。ところが、ドジっ娘の可夢偉は飲む分量を間違えてしまい、御影家で大暴走してしまうことに。

    一方、女性アレルギーが再発した美千緒は、それでもななみとの約束を果たそうと野球部に入ることを決意します。しかし、女性に注目される試合になると、美千緒は本来の超人パワーを発揮することができません。やがて夏の地方予選大会が始まり、第一回戦で甲子園常連の強豪校・サタニックマジェスティーズ学園と対戦することになります。対する白泉学園野球部の先発はななみ。美千緒はななみの力投に答えたいという気持ちはあるものの、なかなか代打として大勢の注目を浴びる決断がつきません。ようやく代打として最後の打席にたった美千緒は、センターに打球を放つものの、一塁にたどり着く前に体力を使い果たし、倒れてしまいます。こうして、白泉学園の夏は終わります。

    試合後、仲が良かったはずの御影家のメンバーの間に、しだいに亀裂が深まっていきます。ウテナは、美千緒の女性恐怖症の原因となった8年前の事件を思い出し、もはや御影家にいるわけにはいかないと考えます。一方、ウテナが本当は美千緒と自分の従姉だと知ったななみは、ウテナに美千緒を盗られてしまうのではないかと疑心暗鬼に陥ります。可夢偉もまた、美千緒のことが好きという自分の気持ちをはっきりと意識することになります。崩壊してゆく家族を目の当たりにしながら、美千緒は自分の正直な気持ちを見つめなおします。そんな彼の決意を知った生徒会長・夙川紗耶は、美千緒に女装させて女子校である第一白泉学園に転入させるという荒療治をおこない、美千緒の女性アレルギーを治そうと考えます。

    前半の野球の試合はけっこう楽しめました。これだけで一巻まるまる埋めてくれればよかったのですが。

  • 9784086304979 2009・7・29 1刷 267p
    前半は【御影ななみ】の所属する野球部でのお話。
    野球好きでないとおもしろさ半減かも。
    母【御影真理亜】の配慮?から【夙川可夢偉】が御影家で【御影美千緒】の女性アレルギーの原因を探るため妹として同居する。
    後半は少しではあるが【御影美千緒】の女性アレルギーの原因?や【ななみ・ウテナ】の幼少期の回想シーンで話に厚みが出てきます。

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