- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086305174
作品紹介・あらすじ
ある春の日、高校生・名嘉田幸人は空を舞う巫女装束の少女と出会う。少女を追う異形の者から、命がけで助けようとした幸人だが、彼女は人間離れした身体能力と目を疑うような不思議な力を振るい、それを撃退。幸人はむしろ少女に助けられてしまうことに。しかし、少女は幸人の行為を感激し、幸人にキスをしてしまう。「あのね…。これで、わたしに…こ、恋した?」幸人に好意を寄せ、たびたび彼のもとを訪れる少女。異形と戦う少女はいったい何者なのか?少女の運命を知ったとき、幸人は決意する。護ってみせると。『神剣』と『賓』を巡る物語が、今ここに幕を開く。
感想・レビュー・書評
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バトル描写など作者の実力は高く買う
が『灼眼のシャナ』のような和風ファンタジー異能バトルものの
テンプレートをがっちりなぞった展開は
『鉄球姫エミリー』のファンであるだけに
つらいというより苦しいというより悲しい
実力があるものではなく
優れたものが認められないことは悲しい
がもはや優れているがなんだかよくわからない詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
異形と神の使いとの戦いを描く伝奇もの。
伝奇的設定や登場キャラや戦闘場面など、よく書けている。
よく書けてはいるんだけど……なぜかあまり物語に引き込まれなかった。
たぶん、主人公の性格がちょっと後ろ向きだったり、
少女の行動があまりにお約束的すぎたり、
戦闘場面が饒舌すぎたりすることが、
少しずつ気になったからだろう。
地の文もなんだかちょっと説明的すぎるような違和感があったし。
そんなこんなでもう一つ物語に集中できなかった。
ラストの戦いも、二人が一つ、のアイデアはよかった。
でも、少女が生きることが出来るかどうかを先にばらしちゃダメだと思う。
なので、物語としては一定の水準だと思うけど、自分的にはもう一つだった。 -
(いまのところ)前作ほど人死にが出ない話