迷い猫オーバーラン! 8 I’ll let you adopt me! (スーパーダッシュ文庫)
- 集英社 (2010年3月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086305389
作品紹介・あらすじ
新入部員に十和野心と柴田仁を加え、更なる飛躍を目指す迷い猫同好会は、子猫を拾ったり、コミケに向けて同人誌を作ったりと意気あがる日々を送っていた。そんな中、いつものように人助けに出かけた乙女が、突然行方不明になってしまう。しかもそこは本物の紛争地帯だったのだ。心配で仕方ない巧は、ついにある決断をする。しかし、それは更なる事件への序曲となるのだった。中東の小国を舞台に、巧は、千世は、乙女は奇跡を起こせるのか?文乃たちの気持ちは届くのか?風雲急を告げるハイテンションラブコメ、激動の第八巻。
感想・レビュー・書評
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まるで最終回のような展開。
これまでの全てが収束する感じで。
それにしてもみんなコミュニケーション能力抜群だなあ。
どの国に行っても生きていける。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
何というか、メチャクチャな展開です。「なんだこれ、やりすぎだろう」と思いながら読んでいって「あとがき」にたどりつくと、「僕の中でのイメージは、『劇場版』です」と書かれていて、いちおう納得はしましたが、やっぱりやりすぎだと思います。
出足こそ、子猫を拾ったり、コミケに向けて同人誌を作ったりと、いつも通りの迷い猫同好会の活動から始まりますが、乙女姉さんが内戦状態にある中東の小国アスラン王国に出かけたきり、いつまでも帰ってこないところから、みるみる話が大きくなっていきます。
巧は、乙女姉さんを探しに単身アスラン王国へと旅立とうとするのですが、それを追って千世も梅ノ森家を抜け出し、巧と2人でアスラン王国内をさまよい歩く展開に。やがて彼らは、反政府軍に誘拐された乙女を見つけ出すことになりますが、戦争を放り出して帰ることはできないと乙女は主張し、3人はそこにとどまることを余儀なくされます。
そんな彼らを救おうと、迷い猫同好会のメンバー、竹馬園夏帆、梅ノ森の執事やメイド、クリス、枡田のおっちゃん、エマ・ロンド、乙女の茶飲み友だちのヨネさんなど、みんなが活動を展開し、さらにこれまで乙女に助けられた世界中の人びとの輪がつながって、大団円となります。
表紙のクリスが超絶かわいい。 -
主人公の巧と、ヒロインの一人の千世の成長が話の軸。あとがきで作者が書いていた感じで、劇場版クラスだと思う。
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中盤から随分突飛な話になって、
「番外編…というより劇場版的なカンジ?」と思って読んだら、
あとがきに「イメージは『劇場版』」と書いてあった。なるほど。
序盤はやたらネタを(いつも以上に)入れ込んでいて、醒めた。
そして結局ブッチ(仮)は何だったのか。 -
9784086305389 303p 2010・3・30 1刷