- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086306539
作品紹介・あらすじ
草薙護堂は友であった軍神・ウルスラグナと相打ちとなり、神殺しの魔王・カンピオーネへと生まれ変わった。かの神を殺す際、護堂に利用された神王・メルカルトは新たな王を次なる敵と定める。さらにはイタリアの剣の王・ドニも護堂との戦いを求めるが、それは彼の配下の魔術結社に所属するエリカの、護堂との別れを意味していた…。
感想・レビュー・書評
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ライトノベル
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11巻にもなって時系列的に2番目の物語をやるなんて珍しい構成だよなぁ…
時系列的に護堂が色々と足りていない序盤の段階であり、第3巻のような回想の前後を現在の話で挟んでいた構成と違い、こちらは全編過去編のためエリカ以外のヒロインも登場しない。そのため、直近のランスロットやアレクと大立ち回りを披露していた10巻と比べるとどうしてもパワーダウンしている印象が否めない。
それでも10巻の護堂と変わらないのは戦闘に対する姿勢。普段は平和主義者を装うのに、いざ戦闘となればあらゆる躊躇を脱ぎ去って相手を全力で叩きのめそうとする姿勢はこの頃から顕著
カンピオーネになりたてで自分の権能もまだまだ理解していない段階でも、そこらの魔術師相手に猪を召喚してしまう豪胆さはかなり普通じゃない
第3巻の時点では平和主義者的な言動はそれなりにあったから、戦いを繰り返す中で現在のようなタイプになっていったのかと思いきや、初戦のメルカルト戦の時点で一端のカンピオーネらしい戦い方がちらほらと。もしかして護堂って戦いの中で変化したのではなく、元から戦闘になると全力になってしまうタイプだったのだろうか? -
やっとエリカとの関係やドニとの戦いが語られましたね。
表紙誰かと思ったらパンドラか。 -
過去編です。2巻の頃よりもより深い内容で、メルカルトとドニの話を詳しく読むことができます。
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短編集。この世のあの世のあらゆるものを切りふせる権能ってかっこいいす。
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カンピオーネになってからメルカルトと戦い、ドニと戦った時の話。
バアルは旧約聖書に記述されているキリスト教やユダヤ教の神にとっての敵。ただその神格を表す文書は少なく、バアルを敵とする教典に多くが書かれているそうな。
嵐は雨季にしか現れず、雨の恵みとともに生命をなぎ倒す。そんな象徴。 -
エリカさんの正妻っぷりを再確認した
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プレカンピオーネだった3巻の続き。ツンなエリカが護堂に惚れていく様子が素晴らしい。
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過去編その2。エリカは昔から可愛くてイイ女でした。本編でもこの勢いで頑張ってほしい。「剣」の作成方法はエリカ発なのね。初々しいところが見られて満足。