本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086307178
作品紹介・あらすじ
魔法の対価は人間の魂一個。本来魔女は、自分の魂を少しずつ溜め、それを悪魔に与えることで魔法の力を使っていた。しかし、いつの日か己の欲望を叶えるために人を殺し、魂を奪うことで魔法を使う悪しき魔女たちが現れてしまった。古き善き魔女の末裔であり、正義の心と信念を持つ「魔女狩り」は、そうして悪しき者たちを駆逐するために日夜、戦っていた。魔女に殺され魂を奪われてしまった少年・姫崎クオン。一度は死んだはずの彼を助けたのは、魔女狩り探偵・春夏秋冬セツナだった。クオンは、セツナのパートナー(ペット!?)として、己の魂を取り戻すためにも魔女犯罪に立ち向かうのだが-。
感想・レビュー・書評
-
悪しき魔女の正体と事件に用いられた魔法の特定を主題にしたライトノベルミステリ。“顔なし死体”というミステリにおける王道中の王道のギミックに、ライトノベル特有の特殊設定の存在を込むことで見事に新しい酒を古い革袋に入れてみせた作品です。推理の肝となる魔法でどこまでの行為が可能なのかの説明がざっくりしすぎて若干不明瞭だとか、メイントリックにまつわる伏線としてあと一文ほど欲しかったりと、ブラッシュアップの余地が残されていないわけではありませんが、試み自体は成功していると言って良いかと思います。それはそうと、さり気ない描写の端々にフェティッシュを感じたのは自分だけでしょうか?
詳細をみるコメント0件をすべて表示
全2件中 1 - 2件を表示